キタサンが敗北の苦しみから復活してから挑む有馬
そこへ立ちはだかるゴールドシップは良い意味でキタサンの先を行く存在だったような
キタサンは商店街の人々から愛される賑やかな存在。けどゴルシはそれ以上に競馬を愛する人々から愛されている
飄々として捉え所が無く、その言動も何処まで本気なのか判らない。そんなゴルシがもう現役では居られないと感じさせる決定打となったのはキタサンの飽くなき走りへの欲求かな?
「まだ走れんのか」という台詞には辿り着けない速さへの壁を覚えてしまった言葉だったような…
けどここで単純に自分の走りを終わりとしないのがゴルシの凄さだろうね
引退ではなく移籍、速く走れなかろうとも走る事そのものは辞めない。観客が喜んでいたように彼女の航海は終わらない。ゴルシの姿勢とそれに感動する観客の姿こそキタサンに希望を与えるものになっているね
だからこそ今回の敗北はキタサンにドゥラメンテの時ほどの失意を与えず、希望を与えるものになっている
負けたとしても一線で居られなくなったとしてもそれで全てが終わるわけじゃない、愛されなくなるわけじゃない
ゴルシの有終の美はキタサンにとてもとても大きな夢を残すものとなったと感じられたよ