キタサンの引退は多くのウマ娘に影響を与えたようで
GⅠ6勝という大成果を見せつけての引退、彼女に勝ちたいと思っていた者達にとってそれは奮起の機会となるようで
寂しさより燃えるレースを。それはキタサンを送り出す何よりも花束となったね
キタサンの引退まで残り2戦、それは彼女と競い合える残り時間でもあるね
だからドゥラメンテは間に合わないと悔やみ、商店街の者達は笑顔で送り出そうとする、クラウンも勝負を楽しもうと意気込む
他方でキタサンが去る事に異なる感傷を抱いたのがシュヴァルグランとなるわけか
シュヴァルはキタサンが居た為に栄光を掴めなかった。でも裏を返せば、彼女と常に競い合ってきた間柄とも言える
今回のレースにてシュバルはやっと勝利を掴むわけだけど、彼女の苦難の物語においてキタサンは欠けてはならないピースだった。キタサンが居たからこそシュバルの物語は願いを成就させた瞬間に最大限の輝きを放つ
シュヴァルがレース中に述べるはキタサンへの惜別であり餞。彼女と競ってきたライバルとしてシュヴァルは彼女へ感謝を伝える役目となる
けどその美しい光景は同時に熱狂に浸れる時間が残り少ないとキタサンに教えるものでもあり…
沢山の想いを向けられたキタサンはラストランというお祭りの場でどう返すのだろうね?