魔大陸に飛ばされた時と違い、今回の旅は自分の意志での出発。だから何も持たずに始まるのではなく、何を持っていくか選ぶ事が出来る。この点でルディが魔法大学で得た諸々が強調されたように思えたよ
その象徴がナナホシから貰った転移魔法の地図であり、ルディが帰る場所であるシルフィの存在なのだろうな
得難いものを得たのはエリナリーゼも同じ。旅に出る気持ちが揺らぐ事はないが、クリフが居るから帰って来る気持ちが高まる。結婚の約束なんて旅のお守りかのよう
一方で彼女の呪いは本当に大変なようで。序盤の夜はどうにか耐えられても、日が経つとどうにもならない。その光景はルディにとっても帰る気持ちを高めるものになるね
簡単な旅ではない筈が、旅慣れた実力者であるルディとエリナリーゼが協力している為に安心感がある
でも、旅の目的は砂漠ではなく迷宮で。ヒトガミが後悔すると口を酸っぱくして忠告したベガリット大陸での冒険、ルディもエリナリーゼも旅のお供に帰る気持ちをしっかり持って挑んでいる。その上でどのような後悔が待ち受けているのか恐ろしいよ…