本物の戦闘をその目で見て、人を殺した銃口を向けられた。また、街を歩けば死体を目撃して
以前のように戦争ごっこに興じる訳にはいかないアルが選んだのはバーニィと一緒にガンダムを倒す道ですか…
戦争への認識が少ないから、身近に触れ合った者を味方と思う、そこにはどうしても子供が戦争に関わる事の危険性を見出してしまうよ……
一方で戦争の恐ろしさを身に沁みて思い知ったのがバーニィか
自分の失言から仲間を失い、もはや任務続行も不可能。更には核弾頭攻撃も近付く
恐怖の渦中にいる彼がこれ以上あの場所に留まる理由は無い。それを理由があるかのように訴えてくるのがアルだね
人死の痛みを知ったばかりの彼はその事態を避ける事ばかり意識する。戦う力があるとの彼の嘘を信じ込み、バーニィの不誠実を責め立てる
残酷な点は縁のない筈の土地でバーニィがせめて守りたいものが出来てしまった点か
一時は弟分のように過ごしたアルがそうだし、魅力的なクリスにも出逢ってしまった。何より仲間達に報いたい
勝算なんて無いのに頼りになると嘯くバーニィ、あの瞬間だけは彼の未熟さが鳴りを潜め戦士に成りきってしまっていたように思えるよ…