己の在り方を捉え直す千夜が避けて通れないのが己の強さ、武の極み
そこを考える上で更なる武を極めた義輝の存在は良くも悪くも参考になる。彼は極め過ぎて己の死をも直視した。それがまともである筈がない
なら、千夜は彼とは違う極め方が求められる。それが己の中の闇と勝負だけでなく対話を通して理解し合う事となったのかな
己を再認識する中で手にしたのは以前の記憶。取り戻すきっかけが衝撃ではなく、優しさに拠ってというのは良いね。
千夜は真介だけでなく多くの者の優しさに触れて今の自分を改めて形作った。それが無価値な筈が無く、人々の優しさや楽しみを知っている事が今の彼の強さの一つ
そう考えると義輝が彼に「笑え!」と言ってくれたのは彼の方針を肯定してくれるもの
千の闇や義輝と向き合う中で確率された千夜の武の極みとは笑顔
だからどちらかが倒れ死ぬを望むムドとは相容れないが、彼の武を受け止める器ともなる
ムドが用意した舞台に立ちつつ、彼の武とは異なる武によって戦いを征しようとする千夜はどこまで戦えるのかな?
また、義輝が次回に示すだろう武の奔流がどう描かれるか楽しみで仕方ないよ