ぬるっとサザエさん時空に突入した本作、だと云うのに早速季節ネタをぶち込んでくるなんてね
その時点で時間管理は失敗。なのに虎子は体育祭のタイムスケジュールを気にして心を擦り減らす。その状況だけでも面白いのに最大の原因がのこによって汚染される現実である為に尚の事面白い(笑)
これまでものこの存在は日野市の日常をシカ空間へと侵食してきたが、それが体育祭という狭いイベントに集約される事でカオスが極まる状況に
ていうか、のこによるシカネタを可怪しいと認識しているのが虎子と燕谷兄しか居ないって本当に異常な事だと思うよ
でもそれが面白さに拍車をかけている
のこが際限なく暴走すれば虎子の心労は溜まるばかり。発散できないのはこれが部室ではなく体育祭だから
そんなだから理性は極限に達した心労によって破られるのは当然の成り行きだったのだろうね
でも、それによってカオスまで破られたわけじゃない、だから虎子が実はヤンキーだという事実もあっさり受け入れられてしまう
結果的にカオスが虎子を救ったと言える。また、誰もが楽しめる体育祭にする面でも上手く作用したと言えるのだろうね
それにしても、虎子の精神にダメージを与える為とはいえトラブルが立て続けにやってくる様は流石に可哀想としか言い様が無い。あと、皆がチアを楽しむ横で穴を埋めているのも可哀想で可愛かったな(笑)