サブがゲーマーチームから誘われても、赤猫のチームを選ぶという温かいEPから始まったのに、最終回でクソ客を出してくる本作侮れない
当たり前の日常を続ける面でもチーム力は発揮されるが、問題が発生した時こそチーム力は最も輝く
あの瞬間、バカにされていたのは珠子か店か。その認識が最終回を飾るに相応しいお題でしたよ
珠子の元上司は猫がラーメンを作るという点にまずケチを付けたけど、最も言い掛かりを付けたのは珠子に対して。だからハナも珠子に怒るよう勧める
なのに珠子が怒ったのは赤猫のため。それも有ってか他の客も助勢するし、クリシュナも表に出てくる
あの瞬間は店員も客もOne Teamを形成していたね
今の珠子は赤猫の為に動ける人間。だからこそ心配なのは雇用条件を今も満たしているか
でも、そんなの要らぬ心配であるのは先の話を見れば判る事で。佐々木の来歴を明かされた事を含め、珠子は赤猫の一員として誰もが認めている
そうしてもっと明確な証である正社員登用が待っていたというのは良かったな
以前の職場で人間扱いされなかった珠子が猫のお店で「人間で初めての社員」へと認められるまでの物語だったのだと思うと中々に感慨深いものがある
猫のラーメン屋というファンタジーな代物を、それでも時には猫が働くとはどのような問題が有るかという点も含め描いた本作。穏やかな気持ちで楽しませて頂きましたよ