これまでが精神面で雪の普通を目指すEPだったなら、今回は見た目や好みでの普通を探る話と成ったのかな
家や街に溶け込み過ごす雪の日常は普通そのもの。でもやはりメイド服を着こなした女性なんて普通はお目にかけない訳で
なら雪は普通で無いのか?という点を描いていたね
李恋やグレイスが最初に選んだ服はアレだったけど、以降の服はお似合い
けれど既製品の服って上手く選ばないと個性は出ず無個性と成ってしまう。普通の服を似合うからと着ても、そこに雪らしさはない
だからか、彼女にとって最大の自分らしさであるナイフはどんな服でも手放せない
ゾンビに怯える雪は可愛らしいけど、ここにも暗殺者ならではが現れるね
映画は暗殺に格好の場、ゾンビは殺しても死なないから怖い。その感性は普通でないけれど、一方で雪らしさに溢れている
となれば、雪が目指すは無個性な普通さではなく、雪らしい普通さと言えるのかもしれない
雪が明かすメイド服の来歴には彼女の想いや人生が詰まっているね。もち太のタオルも同様。そこにアイデンティティが在る
ならメイド服を普通でないと定義するのでなく、雪が好むメイド服を着る普通の女の子を目指せば良い
暗殺者だけどメイドだけど普通を目指す雪の理想が見えた気がしたよ