出会った当初は見た目に拘り頬についた傷を気にしたり、綺麗な花を無理して取ろうとしていた三ツ皿が朱遠への想いから彼に相応しい大物になることを決意したシーンは感動モノ。更に本に押しつぶされた時に傷が増えていた点は三ツ皿が本当に大切な想いに気づいたことを象徴しているようであのシーンは何度も見返したくなる
他に印象的な点と言えば、夏目が「住む世界が違う」との言葉から妖怪に襲われ藤原夫妻から引き離される自分を夢に見てしまうことか。夏目にとって藤原家は穏やかな日常の象徴なわけですが、でも彼らと見ているものは全く違うからずっと傍に居られるとは限らないんだよね。そんな彼は三ツ皿の傷つき苦しい道でも傍に居ることを選択した姿から何を思ったんだろうね
又、友と呼んでくれたと嬉しそうに述べる三ツ皿に「共に居られるはずがないだろうが」と毒づいた斑も三ツ皿をどう見ていたんだろう?今回の話はこれからの夏目と斑の関係性を考える上で非常に感慨深い話だったように思える