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とても良い (4.7)

零はクリスマスプレゼントを通知表と例えたけど今回は幾つかの「通知表」が出てきた気がする。
まずは学生としての成績を示す通知表。数学と物理が良かったのは将棋で鍛えられた力が関係してる?
クリスマスプレゼントは子供が親からどれだけ愛されていたかを示す。香子や歩が貰った物は子供として微笑ましい物だけど、将棋一家の中では零が貰った駒だけが合格の証。あの瞬間の二人の顔があまりに悲しい…
そして棋士としての成績を表す感想戦。二人の対局がセリフもなく終わってしまったことに驚いたけど、振り返りとして表現するためか。安井は判んなかったから仕方ないとかプレゼントを手渡し後もまるで零のせいで負けたとでも言いたげな言動だけど、感想戦の中で安井の「通知表」を紐解いた零には安井の力不足や逃げが判ってしまうんだろうね。だからそこもう少し手を伸ばし勝利どころか子供の幸せも逃してしまった安井が許せないのか

残念ながら読み解けなかったのはプレゼントを渡した後の右手の表現と慟哭した場所が公園だったことか。この作品では心の内側を叫ぶ場所は川沿いだと勝手に思っていたけど、公園で叫んだのはどんな意味があるのだろう?



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