真面目な委員長キャラが見下げていたゲーセン文化に魅了されて自らゲーセンに行きたがるようになるって、ちょっとした堕落オチ展開に思えるけど、花梨の言い訳である「異文化交流の一環」がそこに本作らしさを生んでいるね
蛍にとってゲーセンは確かに理解出来ない文化だった。だからこそ見て触れて感じ取る事で蛍はそれまで知らなかったゲーセン文化に魅せられたと言えるのだろうね
ただ、魅せられた蛍はいきなり極端に触れるね。ゲーセンにも良い処が有る事を知った、だから予習した上でもっと味わいたいと思った
それは大袈裟な姿勢なのだけど、根源に有るゲーセンを楽しみたいという想いはリリー達と共有されるもの。また、生真面目委員長な蛍の在り方をも内包してくれるものだね。まあ、学びという言葉にかこつけて騙されている感が無くもないが…
リリーが好きなぬいぐるみは持てなくてもキーホルダーなら持ち歩ける。特に独りだと撮り難いプリクラも皆で撮影する事でより楽しいものになる
そこにはそれぞれの性格に関わらず、けれど性格を反映したゲーセンならではの楽しみ方が詰まっているように感じられたよ