れな子には紫陽花を家へ送り届けた事によって無事に終わったかに思える家出旅行。けれど、紫陽花にとっては行き先を決めずに始まった旅行を経る事に拠って向き合うべき問題が明確化された状態、つまり彼女の家出は終わってもまだハッピーエンドには辿り着いていない
その状態はそれこそ真唯が言うようにれな子が手助け出来る領域ではない。紫陽花が1人で向き合わなければならない問題かと思いきや、恋敵と言える真唯が手助けする流れは驚き
友人達は勘違いしていたけど、彼女らが言うように相手を優先して我慢してしまう紫陽花は自身を顧みない恋が似合ってしまう。その意味で彼女が他から抜きん出るような行動をする事もなかった筈で
今回は真唯が手助けしたかに見える構図だけど、その前に紫陽花が踏み出したから真唯は彼女に手を差し出せたと言えるんだろうね
ほんの少しだけ自分の為に行動できるようになった。それでも自分の恋を優先して他人を出し抜くような行為は難しい。特に真唯が既にれな子への愛情を表明している現状では
けれど、真唯が明かしたのはれな子が自身の愛情を完全には受け付けていない点、紫陽花が勝手な行動をしたからって未来は変わらない点
ここには王塚真唯が見せる深い愛情が有るね。それはれな子に求める愛情とは少し違う親愛による愛情。自分に訪れるかもしれない危機を他所に親友の幸福を求められる強さ
それは真唯から与えられる史上最高のアシストだ。後悔を避けるより行動すべき。そうして思うが儘に思いの丈をれな子に告げた紫陽花の姿は美しかったよ
…これでれな子の対応がもう少しマシだったら様に成るのに。これじゃ真唯が完全に道化になってしまうじゃないか(笑) さてはて続く劇場作はどのような話になるのかな?