今回の茜を見ていると「恋は光」の宿木嬢を思い出すな。こっちの方が遥かに悪魔的だけど。
最初はほんの少しの衝動的なものだった感情が搾取される側には死んでも回りたくないという思いからどんどん歪んでいった印象。求められなきゃ意味がないと言いつつ相手が完全に自分に心酔してしまうと飽きてしまうという身勝手さ。本人は受動的と思っているかもしれないけど、行動は狩猟者のそれ。
早苗は遂に一線を越えてしまったのか。花火と早苗はお互いを求めてというより、ただ自分の中にある「どうしようもなさ」に負けてしまったように思える。
他にも鳴海の心情が初めて描かれたけど、あれは酷い(笑)。本作では登場人物の殆どがクズだけど、それは見ていてゾクゾク来るようなものであるのに対して鳴海の心情はマザコン純情ボーイかと突っ込みたくなるようなもの。麦も前回あっさりと心が折れているし本作の男性陣は女性陣に対しキャラが負けているね