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とても良い

冒頭で断片的に描かれる村の破滅、しかしそれで全てが判る事はないし、この時点では敵の正体も判然としない。それもあってかこの回は痕跡を辿るような要素が幾つも見られたような
そもそもあの村はゲナウの故郷。表情変化の少ない彼の心の痕跡を視聴者は些細な仕草や声の揺れに探してしまう。魔族相手にすら「頼むから少しは本当の事を言ってくれ」なんて無駄でも求める彼は律儀者であると判る。それだけにゲナウが滅んだ村に過去の痕跡を探し残そうとしているのが見えて物哀しい気持ちになってしまうね…

原作よりゲナウとパン屋の彼の会話が盛られた事でゲナウの心情がより伝わりやすくなっているね
「贅沢は言わん」との台詞と手の動き、何よりも既に死んでいると知ってなお彼を安全圏まで運んだ。それはどれだけ失おうとも、故郷の痕跡を僅かでも残したいと、そして彼を痕跡の中に留めてやりたいとの想いが見えたよ
他方で彼は戦いを求められる立場。悲しみに暮れるより、人々を傷付けた魔族を討滅を優先しなければならない

だからこそ同じく戦う者でありながら、死者に祈りを捧げ、似たような経験をし、当然の疑問を口にしてくれたシュタルクの存在は彼にとって死を悲しむ時間となったのではないかと思える
ゲナウとシュタルクは死を悲しめたから、フリーレン達は空腹を満たせたから、次へ進める。倒すべき魔族の痕跡を探す行為へ
一つの剣では足りない、二つでも足りない。そうして見えてくる宿敵の姿。既にあの村には命は無く痕跡しか残っていない。それでも死体という平和の痕跡を守る為に彼らが四刀流という破格の魔族とどう戦いを演じてくれるのか楽しみですよ



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