このアニメって原作が紙の漫画だから出来ない表現を贅沢にやってくるよね…。シュタルク・ゲナウ対レヴォルテによる縦横無尽の殺陣とか想定以上のものがお出しされて目が奪われてしまったよ…
四刀流のレヴォルテは尋常な人間の枠内で戦う事は不可能、枠を押し広げるような戦法が必要となってくる。だから敵の隙を突く為にシュタルクは態と己を斬らせる限界バトルが展開されるし、ゲナウもギリギリを責めるような戦いが求められる
いや、本当に凄まじい戦闘表現でしたよ……
態と己を斬らせたシュタルクの判断は人間らしからぬもの。対するレヴォルテはゲナウの人間らしさを利用するね。“子供を庇う習性”だなんて吐き気がする
けれど、それが実際に隙となった事でゼーリエから「優しさの欠片もない」と言われたゲナウに優しさや人間らしさが備わっていると証明されたのは面白い構図
そうして人間らしさが表出したゲナウがシュタルクと生の喜びを目指し共闘するのだから尚の事面白い
フェルンは霧によって普段通りの戦い、自然状態が抑えつけられた窮状
これを補佐したメトーデの判断が面白いね。彼女が状況を好転させる為に選んだ戦い方は一族の遣り方に沿ったもの。けれど実態は好戦的な攻撃は囮で繊細な解析を行っていた。それは無理なものではなく、自然な振る舞いだから魔族を騙せる
そうしてフェルンが魔族の枠で測り知れる範囲外から攻撃して敵を一掃する展開は気持ち良さがあるね
最期にレヴォルテが見せたのは枠を外れた振る舞い。剣を壊された剣士が見せるとは予想もしなかった刺突。だからこそ悪足掻きに対する反撃も人を外れたものとなるのか。シュタルク達は丈夫過ぎる…
他方で限界を超えた状態でも彼の命を守る為に力を振り絞ったゲナウの渾身には驚かされた。無感情を振る舞うゲナウの実態はとても人間らしく、命の為に抗い続けるタイプなのだと実感できたよ
別れ際に再会を約束した一行。その希望が叶う時を願ってしまうような良いエピソードだったね