第二期は過酷な環境である北部高原に人が住む厳しさと共にそれでも住まい続けたい気持ち、つまりは住まう者達が「此処こそ我が故郷」との意地を見せる話が多く、釣られ故郷を無くしたフェルン達が感傷に浸る展開が多く見られただけに、命を直接守ると云うよりも土地や土地に類するものを守る為に助けを求める人々の姿が印象的に映るエピソードが多かった
この最終回はそれらを改めて象徴しつつ総括する話と思えたな
渓谷に橋を架けるゲーエンの行動理由は今の命を守る為でも失った物を取り戻す為でもないね
今になって橋を架けてもかつての村は守れない。それは虚しさを覚えたって仕方ない、資金切れはゲーエンに諦めさせる理由となる筈だった。けど、ヒンメルは授けてくれるね、新たな理由を
それがゲーエンの橋を架ける新たな理由となり、そんな彼を手伝う為に彼が橋によって守るべき村が新たに作られるという流れは時の流れを温かく描いているように感じられたよ
結晶を求めるBパートも似たようなものを感じるね
依頼主は一攫千金を求めたかった訳では無い。景観の保護なんて云う得する者が限りなく少ない目的の為に行動した
これはヒンメルにも通じた感覚。彼が掲げる魔王を倒す理由はもっと救世的な理由である筈が、あの景観の為に魔王を倒すのも善いと思わせる程の感動を抱かせた
多くの人があの景観を見て感動して欲しい。代わりゆく時代の中で変わらない大切さを守ろうとしているかのようでしたよ…
そうした命ではなく故郷に類する物を守る流れが描かれたシーズンの最後に映されるのは失われた故郷へ辿り着く為に一生を懸けた男の物語の序章
原作で『黄金郷編』を読んだ際には様々な感傷や感動を抱けただけにこちらも映像化されると知れて嬉しい限りですよ!
放送時期は先だけど、今から楽しみで仕方ないね!