以前からちらほらと話に上がっていたミケルがどのような人物か、結局どうなったのかがようやく語られたけど嫌になるほど救いのない話だった。
スレイと同じように人と天族が共存できる村を作ろうと奮闘していたけれど、ヘルダルフの裏切りによって全てが……。
絶望の中、自身と幼子を生贄にヘルダルフに呪いを課して終わるなんて予想外過ぎた。見方によっては彼が後に起こる災厄のきっかけを作ってしまったとも言えるのがちょっとなぁ……。ヘルダルフの裏切りが有ったとはいえ、そもそも情勢的にどの国に侵略されてもおかしくない場所に理想を高く掲げた村を作ろうとした時点で悪手としか言えないし
そういった意味ではヘルダルフの行動も「当然の行動」と見るべきか。彼が繰り返す「力こそ全て」という言葉もカムランの末期を意識したものであり、炎の中ミケルを追って教会に入ったのもせめてもの罪悪感から来た行動と捉えることも出来るかもしれない。
となれば、スレイが「お前を倒す」ではなく「お前を浄化する」と発言するのも、スレイにとってヘルダルフは討滅する敵ではなく救済する対象である事を示しているのかな
永遠の孤独に縛られる相手に対して、スレイはミクリオ達全員と神威する事を選択。いわば個に対して全をぶつけるということなんだろうか?それを踏まえると、デゼルがメンバーから欠けてしまったことをどうしても意識してしまうな……