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良い

以前、魔法使いの試験とは許される領域を増やす為のものという話が有ったけど、今回の試験はその性質を含め正しさに辿り着けるかを問われていたような
鱗の魔法陣が示す正しい道を辿らないと正しい出口へは辿り着けない。でも、正しさに頼る考え方には落とし穴があるね。天秤が示す方が正しい、そうやってロモノーンは自らを滅ぼしてしまったのだから
そうした回だからこそ、正しさを掴もうとするユイニィ、正しさを振り解こうとするリチェの対比が美しく映ったよ

この試験は正しさにどう向き合うかが課題となる。正しさに関して真反対の姿勢を持つリチェとユイニィは衝突するわけだ。自信が無いから正しさに固執するユイニィは危ういけど、自分の遣り方に固執するリチェも危うく見える
ここで両者に与しないアガットがどちらの遣り方も否定しないのは好印象。正しいと思われた遣り方とは異なる在り方で魔法使いを目指すココを知っているからこその発言か。それは間接的に正しさがたった一つではないと示している
なら、途切れた道の渡り方にも複数の正しさが存在してもいいわけだ

けど、複数の正しさって要するに自分だけの正しさの表明でもあって。自分の遣り方に自信があるアガットとリチェはすぐに自分なりの正しい魔法を思いついて実行して渡れる
対して自信のない自分を外部の正しさで保とうとしていたユイニィは同じようには行かない。自分なりの遣り方を他人がどう見ているか気にしてしまうし、彼の手は彼なりの遣り方を邪魔するように震えてしまう
そこでリチェの言葉は良かったな。自分を否定するユイニィの言葉の中に彼の自信を見つけた、正しさの道を見つけた

リチェが見つけてくれた正しさはユイニィが受け容れられるものとなるね。というより、ようやくにして彼は外部的な正しさではなく自分が見つけられた正しさによって道の進み方を決められた印象
自分なりの正しさとはすなわち自信そのもの。途切れた道を渡った直後、隠れていた目線が露わになり、表情も明るくなったユイニィは印象的
そんなタイミングで現れたのがつばあり帽か…。とんがり帽とは全く異なる正しさの下で行動する彼らの登場で試験の正しさはどう捻じ曲げられてしまうのだろうね?



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