2話分纏めての感想
第二期の始まりがシルフィの物語だったように、今回もエリスの物語から。てか、彼女の行方については第二期で全く描かれなかったものだから、一種の触れちゃいけない存在かと思っていたよ
ルディはエリスと別れた後に心追い詰められ彷徨う暮らしに。近いものは今回のエリスにも見て取れたね。但し、ルディが「見捨てられた」との認識が強かったなら、エリスには「見捨てた」との認識が垣間見えたような
そうした違いが紡がれる物語やそこで必要とされる覚悟の違いにも繋がった気がするよ
エリスが求めるはルディに引けを取らない強さか
ルディって転生による優位性に加えて未来視まで持っていたのだから生半可な人間が肩を並べられるわけもなく。またエリスが斬りたいのはあの龍神オルステッド。彼女が求めるのは剣道剣ではなく殺人剣。だから道場での腕試しも実戦を意識したものになる
ガルはそうしたエリスの内心を判った上で剣道剣によってエリスを圧倒して見せるね。エリスにはまだまだ習得しなければならない剣の領域があるという事で、まずは剣を知る事から始める必要があったと教えてくる
無心での素振りを繰り返す彼女の様子は物語初期の野生児のような無茶苦茶さからは想像もできないもの。彼女がそうした原初の在り方に反する修行が出来るのは目指す境地が明白だからか
彼女はルディと共に育った、ルイジェルドに剣を学んだ、オルステッドに殺されかけた、ガルに敗北した。そうして得られたビジョンが彼女に幾度素振りをさせても足らないと思わせるだけの原動力となっているようで
ガルの方もそうしたビジョンを共有しているのが良いね。彼も尋常な遣り方で龍神は斬れないと判っている。だからエリス自身が学びを得なければと考えているのか
目指す境地や剣の形が明確なエリスの在り方は周囲に影響を与えるもの。最も影響を受けたのはニナか
剣神の娘として先に剣聖となっていたニナとしてはエリスの目指す先を知らなければ彼女を上回る事も難しい
そうして実際のルディがエリスよりやべぇ奴と知れてしまうのは幸か不幸か。てか、あの時の謎にチラ見せされたされたキャラってニナだったのか
だとしたらエリスが勝てないイゾルテにニナが勝ててしまったのは彼女らの関係を面白いものとするね。意想外の三つ巴が生じた
エリスはルディ以外も見るようになり、ニナはエリスの弱さを知り、イゾルテは学びの機会を得た
三つ巴での切磋琢磨はエリスに修練の機会を与えると同時に、気の置けない友人を得る機会ともなったようで。ニナからあんな明け透けな意見を貰う事になるなんてね
ルディから離れた為に追い詰められた心境になっていたエリスが、ルディに好かれたいという至極単純ながら奥深い境地に至った事で一皮むけた。ルディがエリスとの別れを乗り越える為に試練を必要としたように、エリスは試練を経た事でようやく自然な笑顔を取り戻せたように思えるよ