茉里によってララは大地に引き上げられた。だからこそ、ララはあの滋賀で何をするかを決める必要が出るのだろうけど、そのタイミングで始まるのはララを受け止めた茉里の話か
グレイスという仲介があるとはいえ、元人魚で傍迷惑なララを家に住まわせる茉里の人柄は気になるもの。今回は彼女を深堀しつつ、茉里に受け容れられてしまったララが自身の行く末をどう定めるかを描く話となったような
ララを家に住まわせる茉里、その根源にあるのは母との約束か
ぶっきらぼうなのに優しい茉里の中核にあるのは母との喧嘩であり約束か
幼い頃、母に負けた茉里は母との約束を守っている。そんな彼女はステップアップの際には母に勝つ必要があったのかな?だからボクシングを始めるお願いの際もわざわざ目を逸らしたら負けの喧嘩をした。なら、彼女にとって母が死んでしまった事、その瞬間にボクシングから目を逸らしてしまったのは取り返しようのない負けか
それ以来、脇目も振らずにボクシングに打ち込むのはそれこそ目を逸らしたら負けてしまうから
でも、それって言い換えれば目を逸らさない喧嘩の負けから目を逸らしているようなもので
試合中に長浜が発した「どこ見てんねん!」はまさしく今の茉里を象徴する言葉。彼女は目を逸らしていないつもりで何も見てなかった
ララの「嫌われてるの?」なんて、茉里がいつの間にか母に迷惑かけてた頃の嫌われ者に戻っていたと示すようなもの。それは母との約束を破っているも同じで
ボクシングを正しく見てないのに、茉里を正しく見たララの言動で目を逸らしてはいけない相手をしかと見定められた茉里の表情は良かったね
そうして茉里が何を見るべきかを定められれば、近くで彷徨うララが何を見るべきかも見てやれる。そうすればララだって自分の中にあったのに目を逸らしていた感情を吐露できる
人間が怖くて目を逸らしてしまっていたララ、人付き合いは上手くなさそうだけど目を逸らさない強さを持つ茉里。そんな二人が出会ったのは茉里の特異な感覚故か。ララを醜いと言わず、おもろいから好きだと言ってくれた茉里。トキメキを覚えたララはどうやら茉里を通して本当の愛を見出していく事になるのかな?