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とても良い

改めて時行の立場の危うさを強調しつつ、新たな戦い方を描くエピソードに
これまでのような命を刀で奪い合う死合ではなく、言葉戦として時行の新たな魅力、対峙した小笠原の強さを描くなんてね
それで居ながら、命が懸かっていないなどとは思わせず、小笠原の一喝によってこれも戦なのだと実感させる作りは流石
小笠原とは何度も相対している。それでも相対する度に彼の強さや魅力が描かれるし、その度に時行は成長を見せる。良い戦表現ですよ

諏訪家にとって時行の正体バレは命綱が切れると同義。重大事だけに貞宗の追求を平静の心地で切り返すは至難の業
事前のとんちきアドバイスにあるように、問答の達人・貞宗を躱すには教養と気遣いから通じる礼儀が重要。貞宗が出会い頭の一括でどちらが達者か見せつけて来たのは象徴的
時行は生まれの良さと付け焼刃でどうにか躱し続けるね。時行にとって躱すとは逃げ、これまでの戦がそうであったように時行は戦を経験して命の輝きを実感すればするほど、戦上手となっていくわけだ

時行にとって戦とは学び。であるなら、貞宗の隙の無い問答はむしろ時行に言葉の戦の切り抜け方を教えるものとなるか。問答が進めば進む程、華麗に躱す時行の言葉は美しい
時行に教えを施すのは貞宗だけではないね。亜也子の田楽は言葉の戦を音で躱す智慧を、そして郎党の貴重さを教えてくれるもの
反面、亜也子は時行に自身の運命を教えられていたというのは良いな。そのような彼女が居るから、時行も彼女に主君として相応しい在り方を学ぶ機会となる
…あと、時行はいつ亜也子に”お手付き”を教える事になるんだろうねぇ、なんて野暮な事を考えてしまったよ(笑)



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