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良い (4.3)

弥勒寺はこれまで登場した創作の人物とかなり異なる印象。他の人物は元居た世界を平和にしたい、神の世界でやりたい事がある等と望みを示していた。けれど弥勒寺は特に元の世界に不満はなく、自分たちが創作された存在と知っても動揺は少ないみたい
彼が言うには自分たちが現れた理由は「多くの人間の中で印象に残ってるから」。セレジアの新呪文が失敗した辺りの描写からその推測が正しそうではあるけれど、今のところ一つの作品から一人しか出現してない辺りそれ以外の理由もあるのかな
そういえばセレジアってアニメから出現したキャラだったね。原作のライトノベルではなく派生のアニメだったのは弥勒寺の説を支持しているような気もするけど、セレジアが登場するアニメってまだ2話までしか放送されてな買ったような?それとも颯太が引っ張り上げたようなものだから、他とは出現した原因が異なるのだろうか?

絵を描き起こしたりそのためのストーリーを書いたりとそれなりの労力は掛かった割に改変は失敗。しかしメテオラが言う様に悪い事ばかりではなかったようにも思う
颯太はプロ絵師のまりねの作画を間近で見ることが出来たし、メテオラは自身の創造主への足掛かりを手に入れ拠点も間に合った。松原も自身が創作したキャラクターと口論出来るほどしっかりと世界観を構築出来ていたことを知り、まりねは感覚的に描いていたセレジアの衣装を間近で観察することが出来た。今回の集いの目的は失敗したけれどそれ以外の報酬がそれぞれ手に入ったように思える
又、これは創作人物全てにも言えることで突如自分が創作された自分であると知らされるなんて迷惑以外の何物でもないけれど、それによってステーキやコーヒーの味の美味しさを知ることが出来た。セレジア達の食事シーンがやけに強調されているのはそういった意図があるのではと想像してみたり

町やセレジアに大きな損害を与えてしまい、自身の行動が及ぼした状況に衝撃を受けていたまみかは軍服の姫君を見つめていたけれど、悪い事ばかりではない何かを見つけられるんだろうか?



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