という事で瑠璃は昔の女のイメージどころか、詩羽にとって自分の写し身そのものでした。……ゲームのシナリオにそんな物を込めてくるなんてやっぱり重いよこの人!
その仕掛けに倫也が気付ければ良かったのだけれど、倫也はディレクターの視点でチェックしたために明後日の方向へ。これにて詩羽は再び倫也から振られたことに
でも、恋メトの際も詩羽の思惑とは全く別の理由で断ったくらいだから、どの道倫也に伝わることはなかったんだろうなぁ。この点については詩羽の見込み違いか。「初めて作ったゲームシナリオが一発OKなんて都合のいい話有るわけないのにね」の台詞にどれ程の悲哀が篭っているのやら
風呂で泣いたのは倫也が提案した両方を救済するエンディングよりも、自分だけが選ばれるエンディングを望んでいたからか。そういった意味では倫也はとことんギャルゲー脳で考え、詩羽は小説家脳で考えていたということだろうね
そして詩羽の思惑を裏切った倫也の提案が鬼としか言いようがない。スケジュールに余裕のない段階で第二稿を入れた上で更に誰もが幸せになるルートの追加。しかも最後については素人の倫也が執筆。不安要素しかない
それでも出来上がったものは倫也と詩羽の共作になるのだから、二人の距離はこれまでよりほんの少し近づいたと見ることも出来るのかな
今回、加藤は詩羽の思惑に気付き後夜祭で協力したけれど、そんな加藤こそ詩羽にとって倒し難い強敵だということは気付いているんだろうか?
又、スランプ気味らしい英梨々は「T-AKI UTAKO」のペンネームや後夜祭で踊る倫也と加藤を見て何を考えているのだろうか?