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とても良い

人と物が溢れる京の都、日本で最も栄え人が集まる場所が鎌倉から京へと移り行く様を感じさせるかのよう。言ってしまえば鎌倉は旧都、京は新都か。そのように捉えると鎌倉で生まれ取り戻そうとする時行一派は少し旧い存在となり、鎌倉を倒し京で世を作り直そうとする尊氏は新しき存在と言えるのかも
バサラな格好で玄蕃を嵌め、賭け事によって男性を地獄に落とす魅摩は新しい時代の先駆者か。また雫をも超える神力を有するのも上位互換性を感じさせる
だからこそ、新しい存在こそがいつだって勝つわけではない流れが良いね

時行達は学ぶ為に京へとやって来た。学びの中には尊氏を探る意味も含まれると成れば、佐々木道誉の娘・魅摩との邂逅及び激突は学びの手始めと言える
玄蕃はこてんぱんにされ、時行も賭け事では頼りない。そうして矢面に立った雫は神力で勝負。けど、魅摩は能力だけ見れば雫の上位互換、おいそれとは勝たせてくれない
雫が用いたのは旧くから人が持つ力か。いや、そういう解釈で良いんだよな…?主君の時行に仕える忠義、愛する時行に向ける睦み合い。そうした新しい都にない搦め手は魅摩を見出し、本来の力を出させなくさせたね
……ただ、雫が時行に向けてる感情って結局何なの…?好きなの?そうじゃないの?

他方で新しさの魅力も描かれるね。魅摩は負けても勝者を気に入り饗してしまう。ただ、勝ったのって雫であって時行では無いような…?さておき、魅摩に案内されて知るのは旧きを内包しつつ新しく変わる京の在り方
けど、人はそう簡単に新しきへ付いて行けない。恩賞を求め酒に浸る新田の兵は象徴的、旧きから新しきへ移り変われない
だからこそ映えるのは時代の混迷期故に求められる単純な力や真面目さか。それが魅摩を魅了するなんて良い展開
気になるのは魅摩の父は完全に尊氏派であり、彼が仕える尊氏は旧きから新しきへの移り変わりに失敗した清原を取り込んで何かを狙っている点か。てか、雫と尊氏で膝枕表現に天と地の差が有るんですけど…



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