自分のことも相手のことも気付かなかったこと、決め付けていたことを互いにさらけ出し、ありままの自分を知る。龍二とのそんなやり取りで感じた気恥ずかしさの照れ隠しが「海の青さに染まったからだ」とか詩人になったねえ、八虎も。
小田原まで来て龍二と二人でセルフヌードを描くという滑稽さと興味津々な状況も交えつつ、それぞれが前をしっかり向き直す、気持ちの上がるエピソードにまとめていたのはさすが。予備校に戻って大葉先生との会話で補うとこまで完璧だった。
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