ディープラーニングがただ単に""それっぽいから""って理由で使われてる感があったけどそれ以外はすごく良く出来てて非常に面白かった.
「二刀流のキリト」,「果たせなかった100層のボス撃破」,「(事実上)絶対に死んではいけない状態のキリト」など視聴者的には見たい要素がきっちり詰め込まれつつもしっかりストーリーが進むので120分という映画にしては多少長い時間も全然飽きずに見ることが出来る.
個人的には旧SAOを体験してるキリトとOSからのプレイヤーとの比較が細かくてすき.旧ボスが出てきたときにもOSからのプレイヤーは「死にゲー」と言いながらなにも考えず突っ込んで死んだ後に「あーあ死んじゃった」って言ってるあたりに「死んでもいいゲームとしての本来の姿」と「旧SAOの命を懸ける異質さ」が強調されていたのかなとも思う.
ただOSが「死んでもいいゲーム」から「記憶をかけた戦い」に発展することで実質絶対に死んではいけないゲームをやっているキリトを描画してるのが非常に良かった.だからこそ周りが「たかがゲームで」と言ってるのに対して完全にマジな状態でゲームをプレイしてるキリトとのギャップがあったりと置かれてる状況の違いが随所に見られてそういうところも面白かった.