凄い綺麗にまとまった素敵な最終回でした。
みんないろいろ察してるけど言葉にせず、これまで通りおどけているのが分かる演出も丁寧でよかった。
チャーリーは最初から自分の存在がなくなることをわかっていながら、芽衣を救うために力を使ったのか。
同級生に手を差し伸べられたこのタイミングを逃したら、あの明るい芽衣は戻ってこないかもしれないと思ったのではないだろうか。
その決断には、
これまで何度も呼び掛けてても、物の怪である自分では、どうすることもできないという挫折感、
芽衣が幸せになってくれるのなら、自分の存在が消えてもいいという献身、
でもこのまま呼び掛けていればいつかはこちらを振り向いてくれるのではないかという願望
などなど、葛藤が隠れていたんだと感じた。
だから、物の怪パワーがまだ残るこの時代でなら、これからも芽衣とこんなふうにおしゃべりが続けられるという自分の願望と、最後の力を使って現代に戻さなければならないという使命感とで揺れていたんだ。
だから最後の涙は、芽衣が強さを手に入れたことへの嬉しさ、ずっと呼び掛けていたことに気づいてもらえた嬉しさ、そして、もう一緒にはいられないという別れの悲しさの混ざった、美しい涙だっと思う。