栄子とのラスボス戦はこれまで自分自身やいろんな人の想い願いや醜さと向き合い触れ続けてきた5人だからこそ言える事なんだろうなって感じる。だから結局魔法なんてもんはホント些細なもんであって、チョコの家庭支援とかカス配信者の逮捕とかは社会の役割で魔法でどうこうできる問題じゃ無いけども、それでもどんな方向に転ぼうとも少なからず影響を与えるものじゃないだろうか。だから栄子もこんなできない自分なりに最後まで足掻いてみようって思えた訳だし、そういう醜さと向き合って知っていかない事には願いを叶える事も先に進む事もできないんだろうなと思う。
そんなラスボス戦が終わっての後半はユイナの壮大な夢オチが大半だったけども、それでもあの時これが良かったっていう思い出は後になってから気付くってのはそうだろうし、そんな良くも悪くも酸いも甘いもいろんな思い出や出来事の積み重ねていってこそその中心に本当のエモってのが生まれるのかなって、だからユイナのペラッペラさも積み重なっていけば何にも代え難いエモになっていくのかなって感じる。このアニメが魔女修行の途上で終わったのも願いを叶えて終わりじゃない、これからの長い人生の中でもっといまよりもひとつひとつのペラッペラが積み重なって大きな価値を持つようになってくという、そういう意味もあったのかなとも感じるけどどうだろうか。
ともかくホント1話2話はどうなるかと思ったけども醜い自分自身やどうしようもない現実と向き合い続けた12話だったかと感じる。にしても結局ケロッペはナニモンだったんだ、中に一体ナニが入ってるんだ…?