キャラデが高橋晃さんになって、顔立ちや体形がシャープに、プリキュアのコスチュームがドレッシーになった。スカートにもパニエが入ってボリューミーになった。この辺りは当時の子供服デザインの流行(フリルスカートなど)を取り入れたと思われる。
設定面では、メインヒロインの二人が幼馴染でありながら現在は仲が悪いという状態からのスタート。プリキュアを導き寄り添うインキュベーターとしてのマスコットは、異世界(メイジャーランド)から来た猫の妖精、ハミィ。前シリーズのハトプリでのシュプレやコフレが現世の心の大樹を守護する妖精だったことと対比的に違いが打ち出されている。
1話からハミィの底抜けのポジティブさと天然ボケが炸裂しているw
OPはメジャーキーでロック色が強く元気なのが特徴的で、合いの手が入るのはハトプリを踏襲していると言える。EDはソウル色が強く、モーションキャプチャー3DCGをグレードアップさせたダンスを踏襲。OPに合いの手が入るのは、ハトプリから歌を担当している池田彩さんと工藤真由さんの歌唱力が素晴らしく、ライブで大人のファンが盛り上がることをも想定した演出かと思われる。
夜実況は今日からスイプリ。
初回で目を引く要素は、キャラデザと変身曲。
高橋晃さんのゴージャスなキャラデザによって大変な作画コストが現場にのしかかったと聞くけど、最後まで作画崩壊もせず完走できたではないか。高橋さんは何度もキャラデザを担当している常連だけど、またスイプリみたいな高コストのキャラを描いて欲しいものだw
スイプリの変身曲、自分には今までのシリーズでは一番お気に入りのもの。その変身曲が、初回では前奏込みのFULLで演奏されており熱い。
響と奏の喧嘩描写は「本当は想い合っている」様にしか見えず(実際そうわかる描写もある)、むしろ美味しく頂けるところ。本放送時にふたりの仲の悪さが問題になった理由は自分にもよく分からない。まだ自分はリアタイ勢ではなかったから。
アバンでのアフロディテの台詞が妙に説明的で、情報量過多なのはマイナス。話を早く切り上げれば、初回も戦闘シーンまで収められたのでは。このせいで戦闘シーンが収められなかったのもマイナス。
あんまりプリキュアっぽくないなぁと思ったが、音楽界のデザインがプリチャンとかプリパラっぽく感じたからかな……もっともこちらのほうが先ですけど。
いきなりケンカップルで期待が高まります。