新人コンシェルジュとして秋乃が働き始めた「北極百貨店」は、
来店されるお客様が全て動物という不思議な百貨店。
一人前のコンシェルジュとなるべく、
フロアマネージャーや先輩コンシェルジュに見守られながら
日々奮闘する秋乃の前には、あらゆるお悩みを抱えたお客様が現れます。
中でも<絶滅種>である“V.I.A”(ベリー・インポータント・アニマル)
のお客様は一癖も二癖もある個性派ぞろい。
長年連れ添う妻を喜ばせたいワライフクロウ
父親に贈るプレゼントを探すウミベミンク
恋人へのプロポーズに思い悩むニホンオオカミ・・・
自分のため、誰かのため、様々な理由で「北極百貨店」を訪れる
お客様の想いに寄り添うために、
秋乃は今日も元気に店内を駆け回ります。
素敵な話だった。出てくるキャラ一人一人、一匹一匹、個を持ってていいなと思った。
世界観についての説明がわからなかったけど、おもてなしスタッフ側は全員人間なんだなーとか。
とてもかわいい
色んな特別な動物がいっぱいで
今はもう見れなくて本当に悲しい
動物が訪れる百貨店のコンシェルジュ見習いの主人公が奮闘するお仕事モノ
コミカルに動きまくるアニメーションがとてもよい
社会風刺的な側面もあるけど、それよりも色んな動物との接客エピソードにほっこりしたりはらはらしたりするのが楽しかった
序盤から秋乃さんが動きまくる映像をぶん投げられてウワァ~~~ってなってた。昨今の3Dと作画を組み合わせたハイパワーアニメーションとはまた別種、どちらかと言えばシンプルで線が少ないけれど「ドタバタ」なアニメーション(パンフレットの板津監督の言葉を引用…)が展開されていて、映像面ではすごい満足した!
一番印象に残ったのは画家のウーリーさんとネコくんまわりのエピソード。バーバリライオンくんのカップルをはじめ、今まで秋乃さんが関わってきた、積み上げてきた関係が全部ここに繋がってきて……少し前のエピソードでコンシェルジュの丸木さんが長年積み上げてきたお客様との信頼関係を軸に香水を探し出して……というお話があったけれど、秋乃さんだってちゃんとお客様との関係を積み上げられているんだぜ……コンシェルジュ失格なんかじゃないんだぜ……!って思ったよね。
ツダケンの震え声で揺さぶられていた感情が一気に決壊してバチボコに涙腺がやられてしまった……
Prodcution I.Gが制作しているらく魔女やこの作品等の、宣伝をバチバチに打つわけでもない、メインキャストは本業声優で占め芸能人を起用しない、とは言えオタク層にマス受けもしないであろう内容の劇場作品、中々ニッチで大受けは難しいんだろうけれど自分はすごく楽しんで観れているので、なんとか今後もこの系統の劇場作品が観れることを願っている……
ドタバタハートフルドラマって感じでした
最後の北極百貨店の良いトコをバーバリライオンの女の子が紹介するとこはちょっとじーんと来てしまった
冒頭のおさなご(特に髪の描かれ方に惹かれました)にほっと緊張をほぐされました。その後ずっと、なぜか観ていて緊張していました。百貨店があまり得意ではないことを思いだしていました。マンモスの彫刻家さんにはその緊張を覚えなかったのですが、空間に着慣れなさを感じているからかもしれないと疑問を抱えたまま数日経って思います。……だから何だという感じですが続きが思いつかないのでこれで終わります。
追記
声がだいぶ豪華な気がしました。
まあある意味思想が強いというかなんというか。
メッセージ性の強い作品。
接客のあり方と、絶滅した動物と人間との関係性云々に関して触れられていて、百貨店だけど環境問題がちょっと出てくる作品。(言い過ぎか?)
イライラする場面も多かったけど悪くはなかったかな。
いい感じの結末だった。