アンが馬車から飛び出して眺めた草原と空の風景描写がすごく良い。座り込むアンの上を雲が流れ日向から日陰へまた日向になっていく様子にアンの心情を重ね合わせて見てしまう。
3、4話は心に染み入る回。赤毛のアンは心情描写が本当に素晴らしい。直接的説明的なセリフや表情で押し付けてくるのでなく、セリフの抑揚、心象風景の描写、間といったものを巧みに使って視聴者から察し登場人物の心情に寄り添う余裕を与えてくれるので、本当に心に染み入ってくる…。
☆☆
「出来るだけ親切に良くしてくれるつもりだったんだと思うわ。良くしてくれるつもりがあったんだもの、それが分かっていれば、いつもそうはいかない事があっても、たいして気にはならないものでしょう?」
スペンサー夫人の家に行く途中でマリラがアンの魔法にかかって引き返すなんてうまい話はなかった。
アンがツラい生活でも根性がねじ曲がらなかったのは、生来の想像力の豊かさ、頭の良さ、ユーモア精神のおかげ。
間が怖くない高畑さん
マリラは悪者?
アン(11歳)の放逐過程を延々と