ラスト、「運転してる人、出たがってる」というソシエの言葉はウィル・ゲイムの死に際の心情だけじゃなくて、月に行きたい本当の理由もそれとなく表しているようで良い。
おそらく彼は現状に閉塞感みたいなものを感じていて、ご先祖様の伝承云々はそれを打破してくれるもの、棘のある言い方をすれば現実逃避のネタだったんだろうなあ。
以下、好きな部分。
・リリ様「わあ、大きいのに不細工!」
・カプルからの砲撃にパニクって、ヘルメットのバイザーを上げ下げするウィル・ゲイム
・ザクマシンガンの銃口がキャノン・イルフートの頭部に当たってから肩にずれるカット
・ウァッドの狙撃体勢。人型兵器が人外的な動きをするのって良いよね
乾板を割ったディアナは「今のウィルと初代は別人」と決別したとかなと思ったけど、そう簡単に割り切れるものではないらしい。
いつまでも宇宙を夢見る少年のウィルは、人殺しの機械に乗っていることを自覚してなくて、ミンチよりひどい状態に。戦闘に何度も参加してるソシエのだけど、ウィルの死体に対する反応が結構ピュアだった。
イングレッサ・ミリシャがルジャーナに主導権を握られないように画策してるのが面白い。
夕焼けの中、上半身が吹き飛んだジムキャノンもどきが立ち尽くすラストシーンは印象的。
夢の終わりの空しさを感じるのだ
∀ガンダム 第15話。生死のはっきりしない描かれ方だったが、最後の終わり方からするとやはり死んでいたということかな。そして次は総集編。