幽界でもう一度ヤマトタケル。自分の化け物におびえていた千夜、分からなくもない。さあ大一番だ。千本妖狐の方がだいぶ強そうだが、幽界干渉がある
千夜、月湖、幸せになれ...
無の民との決着が終わって話の軸は千本妖狐と千夜へ……。いや、千夜の内面の問題からか。
恐怖心と向き合う中、訳が分からなくなってるギャグパートの中、流れ出るように月湖ちゃんと結ばれるとは。展開のジェットコースターだわ。月湖ちゃんの行動力の塊!!
さぁ千夜、その千本の腕で千本妖狐を救い出すんだ!! 話の最終地点をそこに持っていくの、燃えてくるなぁ。挿入歌まであるもの!!
無の民には救いの道が描かれた。それを成し遂げた千夜はけれど自身に救いがあると思っていなかったようで
救いが無いから放浪するしかない。悲壮な彼の覚悟は他方で彼に想いを寄せる月湖を無視するもの
この擦れ違いの根源に何があるのか。それを潜り探る話となったね
己を人の世に有ってはいけないと話す千夜は居場所が無いと言っているようなもの。同じく離れようとしたなうは居場所が有るから帰らなければならないのとは雲泥の差
でも、長い時間を共に過ごした月湖にとっては千夜の発言は許し難いし、真介も千夜の認識を正さねばと思う
ただ、千夜が救われるにはそれこそ自分で自身を救うしか無い
そうして幽界で明らかになるのは彼は自身を救いたいのではなく滅ぼしたいとの罪悪感。野禅の言葉が無くても彼は自分を人間として許すつもりなんて欠片もなかった訳だ
自分勝手な破滅願望、それを空気を読まない飛び蹴りで止めた月湖は良い女房ですよ。月湖にとっては千夜こそ共に在りたい者。月湖には千夜が居場所で、ならば千夜にとっても月湖は居場所となる
そうした認知の改善が、千夜を千の闇が埋め込まれた人間ではなく、多くと共に在る者と再定義するのは良かったな…
彼がどれだけ変わってしまったとしても、彼と共に在る者達は変わらない
多くを救い、己自身をも救った千夜が次に救うは自ら滅びに突き進んだ千本妖狐・迅火。灼岩も戻ってきたのだからいい加減に迅火・たま・真介・灼岩が揃ったシーンを見たいものですよ
千夜も自分と向き合い直して本音を月湖からもぶつけられて、やるべきことが整理できたかな。月湖が好きだー!!(オレモー!!)
残すは迅火との闘いのみ。総力戦だ。
怪物としてしまった過去の自分と向き合う千夜。無事月湖の言葉で自分と無事会えたようで何より。そして始まるVS迅火。出だしから攻撃が強力だぜっ!