不滅の悪鬼と呼ばれた英雄を祖父に持つ少年ノエル。
祖父に憧れ、最強の探索者を志す彼の持つ職能は
最弱と評される支援職【話術士】だった。
祖父の遺志を継ぎ、並々ならぬ努力により探索者として力をつけたノエルだが、
生まれ持った才能の差を埋めることはできなかった――
しかし類稀なる才略をも開花させた彼は最強への道を見出す。
仲間を集め最強の組織を創り、
そのマスターになること――。
策略を巡らせ敵を翻弄し、仲間を率いて遥かなる高みを目指す。
最凶の【話術士】は最強への道を切り開く。手段は選ばない。
☆5
序盤ネガティブから終盤にかけて幸せになっていく成り上がり系の作品とはまた違って、「負」を糧に最強を目指すダークヒーロー作品だった。
親の死、最弱のスキル、仲間の裏切り、いろんな苦悩がある中で、主人公がサイコパスダークヒーローというところが爽快で面白い。1話目は正直面白いのかどうか判別できなかったが、2話目以降から裏切られたことに臆することなく、何なら裏切り返すという容赦の無さと、「人間の汚さ」という所が非常に爽快に描かれていて面白かった。
まだまだ序章という形で終わったから、特に語ることもなく2期があるのかも期待薄だが、今後に期待したい作品。
★★★★★★★☆☆☆
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