ひゃくえむ。

ひゃくえむ。

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魚豊・講談社/「ひゃくえむ。」製作委員会
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動画

あらすじ

生まれつき足が速く、「友達」も「居場所」も手に入れてきたトガシと、
辛い現実を忘れるため、ただがむしゃらに走っていた転校生の小宮。
トガシは、そんな小宮に速く走る方法を教え、放課後2 人で練習を重ねる。
打ち込むものを見つけ、貪欲に記録を追うようになる小宮。
次第に2人は100m走を通して、ライバルとも親友ともいえる関係になっていった。

数年後、天才ランナーとして名を馳せるも、勝ち続けなければいけない恐怖に怯えるトガシの前に
トップランナーの一人となった小宮が現れる――。

引用元: https://hyakuemu-anime.com/
全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

人生アニメだこれは……
「なぜ走るのか?」そのシンプルな問いに答えを出すのは難しく、仮に出たとしても本人がその答えによって幸福に至れているかというとそれは分からない
100m走という競技の中で、その競技を戦う人間たちの価値観、存在意義、もっと言えば生きる理由、そこに至るまでを書き尽くした作品だと感じた
100m走という題材をとっているものの、この作品における価値観というものは広く競技全般、もっと言えば人生全般に敷衍して語ることもできると思う
というのも、人間として生きている限り、好きなものや嫌いなものはできる
仮に好きなものができなかったとしても消去法的に「これはまだマシだ」と思えるものが見つかっていったりする(事実、本作における序盤の小宮がそうだった)
ただ、問題は、好きなものができたとしても、それをたとえどれほど好きでも、ただ楽しいだけということにはならないことだ
登山がどれだけ好きでも山を登っている以上しんどいことはたくさんあるだろうし、野球がどれだけ好きでも素振りやダッシュやノックといった基礎練を毎日こなすことをずっと楽しいと思える人は稀だろう
そういう意味で、生きている以上直面する「なぜ続ける?」「なぜ戦う?」という問いに、今作では100m走という競技を通して取り組んでくれたという風に感じた
また台詞の一つ一つがどれも名言かのごとく胸に刺さった
中でも海棠さんの「正しく現実を見なければ現実から逃避することはできない」といった言葉や、何より最後にトガシが言った「ガチになること」という一連の台詞。彼のここまでの半生のすべてを観てきたうえでたどり着いた結論と、それを二人で実践することの気持ち良さたるや……!
自分は『チ。』しか読めていないので本作の原作は未読だったが、弱冠21歳にしてこの作品を書き上げた魚豊先生が天才的だというのは言うに及ばず、アニメーションのクオリティも非常に高く、競技が始まる前の緊張感、競技中の息を飲む思い、また登場人物の挫折や葛藤に自分の感情を飲み込まれるような演出の数々、それらすべてを含めて一本の映画として観られるというのはとても贅沢な時間だった
100m走という競技がもはや生きることそのもの、生きる上での悲哀や歓喜といったあらゆる感情を引き起こし、そこに人生のすべてを乗せる、そういう男たちの生き様という点で言えば、去年大ヒットした映画『国宝』や、アニメだと『ピンポン』とも通底する話だったと思う

全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
良い
ストーリー
とても良い
音楽
良い

常軌を逸していると評されるような、競技のトップで戦う人達の生き様について一つ深いところで解釈されているな〜と感じました

色々書きなぐりたい感想はあるのですが、とにかく作品のテーマを視聴側に意識させるような展開に非常に上手さを感じました
競技の世界が好きな人は刺さる!と思います。

全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

素晴らしいかったです

全体
とても良い

一度の鑑賞ではセリフの細部を覚え切れなくてぼんやりした感想ではあるのだけど、とても良かった

時間を数えながら観たわけではないので印象の話だけど、基本的には100メートルを距離的にも時間的にも短く感じさせるシーンが多かったように思います。浅草さんに請われてトガシが100メートルを走った後、スタート地点にいた浅草さんのつぶやきがトガシに聞こえているかのように演出されたり

高校での800mリレーが時間をかけてしっかりと描かれていたように感じたのは男子ふたりのブランク明けを意味していたのか、100メートルが特別であることの表現だったのかは一度観ただけだと整理がつかない

肉離れを理由に契約解除を宣告された後のトガシが小学生の前で泣き崩れるシーン、小学生の声がトガシと小宮の幼少期を演じた種﨑さんと悠木さんで、そのことを切っかけにトガシが昔の気持ちを思い出すの、マンガからアニメへの翻案として劇的で印象に残りました

おそらくはトガシの最後のレースになるという悲劇の予感を孕みながら結末を見せずに終わる最後も好きな感じ

トガシが選手契約の打ち切りを告げられるシーンでドリーズームが使われていて実写みたいだと思っていたら、エンドロールでロトスコープが使われていることがクレジットされていて、実写をアニメにする手法としてロトスコープはかなり好きかもしれないと思うなどしました

全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

同名の原作マンガ(魚豊/マガジンポケット/講談社)のアニメ化作品。とても良かった。映像面だと長回しのロトスコープの競技シーンだったり、映画館ならではの音響で聞く音だったり。イップスから脱却するための禅問答の様なやり取りや、試合前に交わす相手を見ているのか自分を見ているのか分からない様な会話、10秒の中に詰まっている感情、どれも面白かった。感想は言語化が難しい感じなのだが、視聴後の感じとしてはアニメ ピンポン/松本大洋の様な感じだろうか。
岩井澤健治監督はロトスコープのアニメを持ち味としている監督だが、大勢のスタッフを得て大規模なロトスコープに挑戦し、素晴らしいシーンを描いていた。

全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

なんかすごいもの見たなって気もありつつ、チ。見ればよかったなっていう悔しさもありつつあるけども、見終わった後に世界が明るくなったような感じがするくらい素晴らしかった。最後の日本選手権は海棠の執念、トガシと小宮の誰かのために走るというものをバックミュージックなしで表現していたのがめちゃめちゃ良かったし、最後小宮笑ってたし、そこでエンディングかーいのコンボで鳥肌立った。一番最初のトガシと仁神のレースとか、中学のトガシのレースとかインハイのときとか、日本選手権とかで、勝者敗者を明確にしてなかったのも良かったな。勝ちも負けも得るものがあるからどっちも大事ってことを言いたかったのかな。まあ結局「らしさ」の生きててよかったって歌詞が正解だったのかなと思います。この作品に出会えて良かった。

全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
良い
ストーリー
とても良い
音楽
良い

少しネタバレ有り

人に影響されない本来の自分の走りが最終的に自分という強さなのだと教えてくれた

小学校の頃のトガシくんの印象、結構スカしてるな?とはおもってて、自分の部屋の目に見える所にトロフィーを置いたり、クラスの友達から「俺等と走ってて楽しい?」って聞かれたとき「楽しいとか考えたこと無いや」って言うセリフも達観してるように感じて周りと距離があるように感じました。

映画終えて原作を見ると、トガシくんやっぱり内心はこんな事思ってたのかと、衝撃の言葉も多くて、イメージの数倍心の声があったのかと驚きました。
その後の話として原作の改変がかなり行われており、小中の小宮君の話はバッサリ映画では切り捨てられていてかなり攻めた構成だなと。私的には最後に繋がりやすいので良いと思いました。

また、原作で発言している言葉をかなり減らしていて、映像で伝える場面が多く心理描写が色んな意味で捉えられるなと熟考していました、、

5巻分を100分で伝えるためにキャラの差別化がちょっと難しい所があったので、キャラクター評価を良いにさせてもらいました。キャラの心理描写はとてつもなく良かったです。

最後の終わり方もEDである「らしさ」につながる終わり方だったのではないかなと終わり方まで素晴らしかった!

もう一度観たい、、

全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
良い

100メートルにすべてを。
熱かった。そしてカッコよかった……

ロトスコープを使った映像は、正直なところ日常シーンではちょっと違和感があったけれど、
走るシーンはリアルで、格好良かった。
それぞれが100Mにかける意味、理由、本気が伝わってくるような映像だった。

高校生編最後の演出もしびれた。
雨がすべてを塗りつぶしていくかのような情景は
トガシの心情をあらわしているように感じられた。

トガシと小宮、二人の出会いから社会人として走るようになるまで、
内容を思い返してみると3時間ぐらいあったのでは?
と思ったけれど、上映時間は2時間無いらしい。
10秒という一瞬ではないけれど、濃厚な時間だった。

最後、トガシと小宮の勝敗はわからないけれど、
二人の表情がすべてを語っていると思った。
見ているこちらまで同じ表情をしてしまうような、すがすがしいラストだった。

全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

2回目

一瞬の興奮に人生すべてを懸けることの狂気とその喜びだった

全体
とても良い

たった100メートル、たった10秒そこらを早く走るというシンプルだからこそ辿り着くものがあるんだ。明日を生きるために今日死ぬくらいなら全細胞燃やし尽くして生きてやろう。

全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

チ。原作者のデビュー作の映画化ということで敢えて前知識はゼロで劇場へ。めちゃくちゃ面白かった。
100mという陸上競技の中でも特に短期間で決着が着く競技に魅せられた男たちの生涯をさまざまな観点で描いていて、構成や演出もかなり攻めていて見応え十分。色んな向き合い方の中で混乱を経ながらも最後は”ガチになれること。”以上の幸福はないと帰結するのが、あらゆる競技シーンに当てはまる内容で元々スポーツをやっていた人間からするととても共感できたし胸打たれたな。それの最たる例が100m走だったわけで。とても良いアニメでした。

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