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    うろ覚えだが記述。
    大人の都合で殺し屋(道具)として魔改造されていく女の子達のやるせなさを眺める作品。
    銃についてあまり詳しくないが、多分細かく描写されているのだろうと思う。

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    当たり前なんだけどキャラの絵と声があってる。だけど…2期は(´;ω;`)この感じでやって欲しかった…マジで。戦闘シーンも女の子たちの心情を表したストーリーも面白かった。ヨルムンガンドやBLACK LAGOONとは違った面白さがある。アニメは原作では詳細が描かれなかった部分が挿入されている。また、台詞が一部改変されている。

    トリエラ「さっさと私を薬漬けにしたらどうですか?」→「さっさと私の条件付けを強化したらどうですか?」
    ジャン「銃でも聖書でも人は殺せるだろ?」→「銃でも辞書でも人は殺せるだろ?」

    ・素体
    義体個体の義体化される以前の状態、およびその個体のこと
    ・条件付け
    社会福祉公社では条件付けと呼んでいるが、現実には薬物・暗示・電気的刺激などを用いて行われる洗脳処置のこと

    1期の最終回までは2期も期待してたんだ…(´;ω;`)くそったれ、、

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    女の子たちの心が揺らぐその理由が恋愛感情なのか条件づけによるものなのかという心理描写を表現するのがうまい。というかそういう作品がそもそも少ない。なので新鮮に感じる。

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    この感じで2期をやって欲しかった

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    とても重い……。だがその重さがとても良い……。
    リコリス・リコイルと同じようななにか。というよりこっちの方が先なんだからリコリス・リコイルがこっちに似てるというべきか。
    新しい技術はだいたい戦闘に利用される。機械化してる部分も多いとはいえ人間だぞ。
    ただ、仕事として携わるなら道具として扱わないと身が持たないよな……っては思う。割り切れよ……でないと死ぬぞ。
    多分ガール達よりも周りの大人達と視聴者の方がつらい。そういうお話。

    『エイティシックス』の第1話で「これ要するにガンスリですよね?」と思ったので本家? を観ることにした。

    この作品の重要な要素として、少女達に与えられた「義体」と「条件付け」がある。特に後者については公社の大人達が少女の自由意志について考える契機となり、彼等はどう向き合うべきなのか思い悩む。
    ここには伊藤剛が指摘し、文化庁メディア芸術祭の評にもほぼそのまま引かれている様にキャラクターの人工性に対する批判的態度が読み取れる。(余談だがテキスト論的に言えば「読み取れる」とは単にそう解釈が可能という事であり、作者が意識したか否かとは一切関係ない。)
    「美少女と銃」というモチーフ(斎藤環が寄ってきてファロスがどうのと言っても気にしてはいけない。ラカン信者の妄言である)の中でもガンスリは割とシンパよりオリジナルの部類だと思うが、「ブルーアーカイブ」の様な高度にアクセサリー化している銃と比べて何と重々しい事か。それは確かに血を流し人を殺す銃なのだが、ヘンリエッタは「役に立ちたい」と素朴な願望だけで引き金を引くのだ。その鮮烈な対比に「条件付け」の異常性が印象付けられる。
    つまるところ公社は端から非倫理的であり、どう思い悩んでも言い逃れなどできない…と言いたくなりもするが、義体研究といういかにも金の掛かる課題にはそれなりに軌を逸した見返りが無ければそもそも取り組まれない可能性も高い。まぁ言っても仕方がないだろう。
    「これは条件付けかもしれません」「それでも良いんです」本当に良いのかと言えば、我々は自由主義の下に生きているのだから当然良くはないのだ。彼女達は明らかに担当官に対して依存している。ただそれは生易しい関係ではなく、エルザのエピソードで端的に示されている様に狂気的ですらある。ここには人工性=都合のいいもの、という解釈を超えたテーマ性が示唆されている様に思う。彼女達は確かに他者として息づいている。
    最終話、アンジェリカは星降る夜、マルコーとの絆を思い出し、歓喜の歌と共に眠る。それは確かに幸福だろうが、人間の一生とはそれで「十分」と言えるものだろうか? 否と言いたくなるのが現代の感覚であり、だからこそ切ない場面となるのだ。
    いつ止まるとも知れぬ義体、消えゆく記憶、死を恐れぬ意志、全てがあまりにも刹那的だ。そしてそれは『風立ちぬ』(ジブリ)の様な敢えて選ばれたものではなく、そう差し向けられたものだ。それでも彼女達は歌うのだが、最終話のその場面に担当官が不在なる事を考えてみると、最初に触れた様な観点とは裏腹にこれは(少なくともアニメでは)あくまでも少女達の物語なのかもしれない。

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