祖母を亡くし、ひとりぼっちになってしまった中町かな。
身寄りのない彼女は住む場所と、当座の生活費を求めて風新新聞専売所に住み込みで働くことに。
そこには、小学生ながら所長代理を務める天野咲妃をはじめ、個性豊かなメンバーが勢ぞろい。
ユニークな仲間達に、ときには振り回され、ときには励まされながら、かなの毎日は賑やかに過ぎてゆく……。
評価:S
個人的に深夜アニメに初めて出会ったオリジン作。
dアニメストアに満を持して登場したため再視聴。
おばあちゃんを亡くしひとりぼっちになってしまった主人公かなが、新聞配達の住み込みバイトを通じて、人の温かさを知り成長していく物語。
いわゆる深夜アニメ的な個性的キャラクターのテンポの良い掛け合いが見ていて心地良い。
出会いと別れ、永遠ではない楽しい現在(いま)を大切にしようといったテーマ性が感じられる。
短編構成だが各エピソードの質が高い。
総じて素晴らしい作品。
不幸な主人公と優しい人々。おばあちゃんへの日記はストレス対処ですが、確かにそれは物語の鍵です(ゆのっちのお風呂のような)
『スロウスタート』と差別化されるのは、風新新聞の幅広い年齢層・仕事場という環境です。テンポが良く、奇想天外な展開は「かな」と私たちを驚かせます。
dアニメストアにようやく入ったので遅ればせながら視聴。黎明期きららの代表作、四コマ漫画の特徴全開のハイテンポな作風を見ていて、自分も風新新聞を配っているかのような賑やかな気分になりました。
お盆と夏祭りの7話、マリモ姉さん過去回の8話、全てを締めくくる最終話がその中でも指折りだったような。ラストシーンのタイトル回収もありがちなものではありますがとても好き。