4話の都合上カットされた日常をもっと見たかった。
しかし新太と千鶴の関係を最後まで描写してくれてとても良かった。
高校生たちの笑いあり感動ありの青春と恋愛を最高に楽しめる素晴らしい作品だった。社会人になったけどうまくいってない人間にもう一度高校生活を体験させるリライフっていう設定が斬新で面白かったし、高校生活を再体験する中で主人公の新太が変化していく様子、同時に新太と友達になった周りの個性豊かな高校生たちの青春や恋愛、成長が基本は楽しく、時には感動的に描かれてた。また、時には社会人の先輩として大人の視点から友達に助言する新太の様子も描かれてて、こういう部分にリライフの設定の巧さを感じた。メインヒロインで、後に新太と同じくリライフ被験者であることが明かされる千鶴も、不器用ながらに健気に一生懸命頑張る姿が可愛かったし、新太との交流や恋愛模様も面白かった。卒業式が終わった後に抱き合うシーンは、この後にお互いのことを忘れちゃうんだっていう辛さも伝わって、観てるこっちも辛かった。その分、最後に2人が再会してお互いを思い出すシーンは本当に感動した。素晴らしい作品だった。
<評価:S +>
視聴2023.4.24
1期が12話で1学期だったのに対して完結編はたった4話で2学期と3学期を描いているのでダイジェスト感は否めない。
卒業式後の抱き合うシーンはお互い直接的な言葉にせずとも分かりあっている感じがして良いと思った。
終わり方もなんとなく予想はついていたけど、2人が同じ道を選んだからこその再会になっていてとても良かった。
TVシリーズが中途半端に終わったので気になっていたのをアマプラで見つけて視聴。いいラストでよかった。
その名の通り、2016年に放送されたアニメ ReLIFE の完結編。
前作の続きで、主人公たちが卒業するまでの半年間を描いたもの。
一学期を通して成長してきた被験者同士での恋物語に発展する。
一期を見ていたときは、なんとも思わなかった「リライフが終了したら、関わった人々から被験者の記憶が消える」という設定が、終わりに近づけば近づくほど効いてきて、頼むから幸せに終わって欲しいと願いながら見ていた。
少しずつ狭まる二人の距離と比例して、卒業への残り時間も短くなっていく。
そして、終わりはやってくる。最終話で薬を飲んで大人に戻ってリライフを終了するシーンでは、海崎さんと夜明さんの方も、日代さんと小野屋さんの方も、とても涙をさそう形で描写されていて、ただただ全俺が泣いた。
ところで、このアニメの特徴といえば、毎エピソードごとに ED が変わることだ。
とくに完結編では、全てのエピソードでとても内容にマッチした素敵な選曲が行われていた。
ただ結局、オープニングテーマの「ボタン」が、このアニメに一番合ったエンディングテーマだった。
全部消えてもただそれだけはほつれない。
とても、良いアニメだった。
とても良いラストだった
ここまで放送してくれれば良かったのに・・・
TVシリーズラストの消化不良感を凄く素敵な形で完結してくれました!!
日代さんと海崎の微妙で切ない関係、16話EDの使い方と入りの演出、そして、なにより被験者生活が終わってから、互いの記憶が無いままにも、導かれ再会を果たし、心を通わせた二人…
正にリライフ被験者的には最高の成功例。
そこへ持っていくまでのTVシリーズでの伏線回収の演出もとっても良かった。
二人がリライフ被験者として、共に過ごした日々はとっても輝いていて、再会し記憶を取り戻すことで、その輝きは一層花開き意味のあるものになった気がする。
正直、若干設定的にご都合主義ではあるけど、きれいにまとめた作品だと思う。
あぁ、面白かったなぁ。
必ずしもベストな出来では無かったのだろうが、予算内や期間内でベターな仕上がりだったんだと思う。
81上田麗奈さんとステイラック杉山紀彰様の芝居が、良かった、好きだった。