「その啓示は、静かにそっと訪れる―――」
東京地検特捜部検事・正崎善は、製薬会社の不正事件を追ううちに、一枚の奇妙な書面を発見する。
そこに残されていたのは、毛や皮膚のまじった異様な血痕と、
紙一面を埋め尽くすアルファベットの『F』の文字。
捜査線上に浮かんだ参考人のもとを訪ねる正崎だが、そこには信じがたい光景が広がっていた。
時を同じくして、東京都西部には『新域』と呼ばれる新たな独立自治体が誕生しようとしていた。
正崎が事件の謎を追い求めるうちに、次第に巨大な陰謀が見え始め―――?
視聴2021.12.8
<全体感想>
製薬会社の不正事件を追う所からとんでもない事件へと発展していく。
テーマが善悪、生死。答えが定まる事は無い。深い。中々狂気に満ちてるのでグロめでした。答えが出ず考え続ける内容好きなのでめちゃくちゃめーちゃくちゃ面白かった〜‼︎色々と凄かったー‼︎キーになる曲世愛が何者なのか?は謎が残されたままなので気になる〜。映像も声優も最高でした!
★善悪とは何かをテーマとしており。
旧聖書も織り込まれている。
人間が考える善悪。それは状況化で変わる。
善=続く事
悪=終わる事
これがこの作品で出た答え。
最後に正崎善は、曲世愛の毒牙にかかり自殺を図る米大統領を射殺する。
自殺する事により自殺法を推進する事になる事を避けるためと思われる。
そこに現れた曲世。曲世と対面する善。
正義を貫く善としては、曲世を殺す事で悪を選ぶ事になる。善が悪を選ぶことを拒絶したのであれば続く事が善と言うことで曲世を撃つことができなかったのか?
正崎も最後は曲世の毒牙にやられてしまったのかと思うエンド。
*個人的短(考察)感想*
・わー。もう文緒が…逝くなんて。
・生と死。生きるという事死ぬという事どう人間が捉えるか。何がなんでも生きる事が正義なのか…自殺が悪い事なのか。
・蔵主(くらうず)凄い名前
・自殺は良くないんだが、こんな世界もありそうだなと思ってしまう。
・とんでもないアニメが埋もれてたもんだ…
・この手の答えが出ない系作品は最後どうなったのかを考える事が醍醐味なんだけど終わりを明確にしないと酷評受け易いな。
・静かに近づいてくる悪が怖い。曲世愛のような人の心理に纏わりつく洗脳なのか覚醒なのか…人の欲と紙一重な恐怖心が伝わる。
・正解するカドも好きだからこの作品も好きだったww
・世界サミットで、善悪と生死について視聴側も考える演出は面白かった!
・聖書に準えるものは面白いの多いよね。哲学。おもしろい。
・前半は事件、社会メインなんだけど、後半は哲学なんだよね。それもおもしろい。
・男性にとって女性は、身を滅ぼす程に魅力的であり性の欲情には勝てない悪魔的存在でもあり女神ともなる。曲世が女性なのもそういった意味合いがあるのか?
・バビロンは神の門、警察、人のエゴが神に近づこうとしたバベルの塔があった都市の名、権力・悪・罪といった悪しきもの、資本主義社会、都会、警察、不条理な世の中などを表す。作中に取り込まれてるよね。
・トロッコ問題も出てくる。まさに善悪とはこれなんだよね。
<声優及びキャラ>
・平松の声優さんが???で一体誰なんだ。と思ったら曲世愛〜。ゆきのさつきさん凄すぎ。
・ゆーきゃんとサックは最高だよね。作品をグッと深くしてくれる2人の声最高だよね。
善悪について考え込んでしまう内容でしたね……。
そして、ラストがあまりに衝撃的。
最高、最後はしびれた。
綺麗に腑に落ちる終わり方はしないだろうとは思っていたけど、謎の残る最終回だった。
善=続くこと
悪=終わること
なのであれば、曲世を殺すことは悪であり、正崎は曲世を殺すことに対して自己矛盾が生じて最後殺すことができなかったのだろうか?
大統領を殺したのは、大統領が自殺すれば自殺法を認めることになってしまい、それを阻止するために殺した?
ならば、正崎は大統領を殺した(終わらせた)時点で悪なのだから、曲世を殺すことに対してためらいを持つ理由がイマイチピンとこない。
ここで終わったのは作者も実は答えが出ていないのか、それとも作中にもあった通り、考え続けろ的メッセージ?
個人的には、なんだかんだ言いつつ面白い作品だったかなと思う。
とても感情移入のしやすい作品。政治の話も絡んでくるけど難しいことは何にもなくて、普通に見られる。ただ作品にのめり込み過ぎるのは注意が必要かもしれない。
「つづく」と「おわる」という考え方。
1つの答えではあると感じた。
もっと伸びていいと思う作品。
配信のせいかすごい半端な放送だったけど、随分やらしいところと、エリート中村がたまらんボイスでした。ナイスサスペンス!
内容については、深く考えると引きずられそうなので、イケボやなぁーくらいで見てた方がいいと思うよ。
【★★★★☆】💿
すごくいい作品だけど、謎が解決されていなくてもやもや。1クールじゃ足りなかった。原作が読みたくなる。
これはR指定(R15くらいですか?)。重く考えさせられるテーマの作品です。
原作読みたいです。実写で映画化したら面白そう。
3部構成で重めの話が好きな人には当たりではある。
メンタルゴリゴリ削られるしまるっと解決して欲しい人にとってはちょっと物足りない。でも、面白い。
魅力的なキャラが次々と衝撃の展開に巻き込まれていくストーリー。
アニメなどの作品に影響を受けすぎる人にはオススメできないかも。
前半は世界観に吸い込まれたし、考えさせられるシーンも多かった。
後半にもいいシーンもあったが、尻下がり感が否めなかった。結末については、考えさせるには情報が少なかった気がする。