悲しくて何度か観たけど、結末は変わるわけがなかった
善をなすために殺し殺されなければならない状況に巧妙に貶められたな。
大統領の禅問答で曲世の核心をつくかと思ってたが、曲世は共犯者の斎と自殺法をテコに世をかき乱す生粋の悪でしたか。
展開的には最善だったろうけど、善とは悪とはがすんなり腑に落ちずに考え続けることになって、途中アニメに没頭できなかったかな。
あと曲世が便利な能力者に成り下がった感が気になってしまった。
それでも最後まで先が読めないおっかない内容だった。
最高の最終回だった。曲世愛が人を自殺に導く能力が違和感なかったのは、ゆきのさつきさんの演技力あってこそだったと思う。悪の象徴のようなキャラクターで心奪われてしまう。最後の「いい子」というセリフで震えた。
自殺の説得をした直後に、大統領が自殺を図る・・・。そんなシナリオ。
結局、なんだったのよ曲世は。悲しい終わり。
曲世ラストバトルぞくぞくする。フランス大統領アレックス大好きだな。良いとは続くこと。曲世本当に悪魔。
自殺をしようという女性と話す大統領、答えを見出した大統領が曲世の声を聞く。
大統領を撃つ正崎、善悪とは…。
善悪談義はあまりアニメーション向きではなかったとはおもった。善についてはたまたま読んだ「ハーモニー」でも同じ結論を紹介してたな。雰囲気は全然違うが似たテーマも扱ってたか。
原作小説とは異なり、大統領を自殺させるわけにはいかない状況で善が手を下さざるを得なくなる形にしたのは一つの手だった。アニメはひとまずお終いになったし。
通してみると、知恵の実を食べて自然から分かれてしまった人間の選択肢としてあり得る自殺法も考えさせられる話ではあったが、曲世愛の圧倒的な存在感にすべて持って行かれた印象。ここまで悪くて怖い悪役ってかつてあったかなって。小説でも悪い奴だと感心したが、声の演技の威力で魅力にも説得力が出てたように思う。致死性の麻薬かカルトか。
今回提示された「善悪とは」は、誰でもすぐに反論を思いつくと思う。しかし、この取り扱いの難しい題材を、TVシリーズでここまで踏み込んだ、スタッフの覚悟には敬意を表したい。
こういう、受け手にも考えることを迫ってくるような作品が、数は少なくとも制作され続けて欲しいと思う。
強烈な引きの第7話の後、第8話放映まで間が空いたこと、放映再開後に正崎と曲世が一度舞台から退いたことで、こちらの視聴意欲がちょっと減退してしまったところがあり、そこは残念。
良かった。
続けるのが善、終わるのが悪だと分かった矢先に、大統領を終わらせることを選択した正崎。その決断に対して、大統領は「君は良い人だ」と言う。キャラが辿り着いた答えと、キャラの行動が違う。大矛盾。つまりは視聴者に考えろと言うこと。とても良かったです。
全編を通して、ショッキングかつ震えるシーンが多く、ハラハラしながら見てました。
11話の大宇宙バックで大討論の形で終わるのではなく、何らかの答えを持って完結できたのは素晴らしいなあと思います。
個人的な好みの話になるのだけど、曲世愛が何故曲世愛になったかという展開の話がなかったのが、ほっとした。曲世愛が人間であったなら、壮絶な負の体験があるはずなので、それに自分が耐えれる自信がなかったです。これは7話あたりからずっと怖い怖いと思ってたことです。見続けられて良かった。
曲世愛は、概念で、ヘビなのかなあと思ってます。
人にしてはチート過ぎるし。
最後に正崎さんの息子と思われる子が、曲世愛にあったのも、悪を知る年代→悪に唆される年代になってきたからかと。いやなんというか、ここから悪を知るのかと。
悪に唆されず、正しいことを考え続ける大人になって欲しいです。
あと22時台にこの話を放送しよう!と考えた人は、正気じゃない!
賛否両論あるが、個人的には、11話の中学生の討論会みたいなくっさい道徳観の結末で終わらせることなく、世界を混沌に陥れた曲世愛の怖さを引き立たせ、全て曲世愛の掌の上だったという結末は結構好きです。変に曲世と決着つけるよりかは、こういう風に終わる方がバビロンらしくて良い。拳銃の伏線回収も良かった。
自分がダメだと感じるのは、自殺の良し悪しに関するイマイチ腑に落ちない考え方。この作品のテーマでもある「自殺」に関して、何かしらの決着をつけないとと思うかもしれないが、それに対する結論がイマイチ。「善とは続くことだ。悪とは終わらせることだ。」と言われても、そんなことなくね?という反論が生まれてしまう。自殺の善悪なんていくら考えても分からないものであり、その結論でいいのかな?と感じる。
もちろん、自殺に関する一つの決着をつけないとよりモヤモヤしたままだと思うけど。うーん…難しい
くっさい道徳観で世界中の人々を改心させるみたいな、この作品での最悪な終わり方をしなくてほっとしてる。こういう回収されない、視聴者に問いかけるようなダークな終わりの方が合ってると思います。
最後に。曲世愛が話が進むにつれてチート能力者としての一面が強まってきちゃったのは残念。序盤、中盤のような曲世に対する掘り下げをもっと見たかった。終盤はただただ能力で無双するだけのキャラになってた
さすがに後味が悪すぎる
で…どうしたんだっけ?
投げっぱなしジャーマンかよww
アニメ史上稀にみるショッキングなシーンを盛り込み、製作者の勝ち誇った顔が透けて見えるけど、結局のところ哲学の布を被ったようで全然違う薄っぺらい自殺幇助アニメな気しかしないし、1話から12話まで観ても胸糞悪くなるだけで、何も解決していない。まあ「人を選ぶアニメです」って評価されたくてやってるのかも分からんけど。
もう話として成立してない
意味不明
えっ、終わりっ!?
うーん、やはり正解するカドと同じ運命を辿ってしまった。
有耶無耶にするような終わらせ方だ。
カドに次いでまたしても。
もう、野崎まど原作は絶対見ない。