麻薬取締官、刑事、情報屋、著名人、
名家の人間といった官民に関係なく適正のある者で構成された、
薬物絡みの事件を取り扱う独立捜査機関。
新人マトリである泉玲(いずみれい)は、
[スタンド]の候補者として選出された
メンバーのスカウト役に任命される。
その候補者として選出されたメンバーを待ち受けていたのは、
異なる正義を持つ組織間の対立と、
謎のドラッグに紐付く未解決事件であった。
彼らがたどりつく真実とは―
調査の進捗はヒロインちゃんの次第
あの人は容疑者だろうかないのかヒロインちゃんが信じる次第
証拠より「Trust me bro」
そもそもスカウト係だけで事件の調査もするなんであまりにも面白い設定
まぁ女性向けのゲームだからとにかくかっこいい男たちがいるなら大丈夫みたいな
登場人物・組織が多い割にストーリー自体も込み入っていて焦点がぼやけ気味だったように思う。
「正義の反対は、もうひとつの正義」。
番宣で語られた、この聞き覚えのある命題を
本編で作り手はどのように描いたか。
1クール観た印象は、事件の真相究明よりも
官庁の各部署で縄張り争いが繰り広げられ
ヒロインが板挟みで苦悩する場面が多くを占めていたように記憶している。
追及対象である、大企業の若い当主・九条壮馬が語った
「俺の正義」とやらは、組織防衛を合理化する論理であり
大衆の共感を得るのは難しいと感じた。
はたして「ヒーロー」は登場したのか。立場や程度の違いはあれど、
そこに描かれた者の多くは「大人の論理」を語り
弱い立場の者を犠牲にすることをやむなしとする価値観を持ち、
これに理解を示せと後進に迫る者たちの姿であり
彼らは最後まで物語から退場することはなかった。
この企画は原作がスマートフォン向けのゲームで
TVシリーズはそのプロモーションという位置づけらしい。
原作の認知度を高めれば、TVシリーズの制作者は役割を果たしたことになるので
美男美女を登場させて「犯罪捜査もの」らしい映像を形にしさえすればよく
ストーリー面において作家としての誠実さは求められていなかったのだろう。
作画およびコンポーザー、職人は良い仕事をしたと思う。
1話切り
ヒロインの語りは必要らしいけど、そもそもの話がそんなに面白くなかった。てか、説明不足で意味不明。
続きやるとしても見ないなぁ。
【★★☆☆☆】