高校1年生の浅草みどりは、アニメーションは「設定が命」と力説するほどのアニメ好き。
スケッチブックに様々なアイディアを描き貯めながらも、
1人では行動できないとアニメ制作への一歩を踏み出せずにいた。
そんな浅草の才能に、プロデューサー気質の金森さやかはいち早く気づいていた。
さらに、同級生でカリスマ読者モデルの水崎ツバメが、実はアニメーター志望であることが判明し、
3人は脳内にある「最強の世界」を表現すべく映像研を設立することに……
「月刊!スピリッツ」(小学館)にて好評連載中の大童澄瞳のデビュー作に、
国内外で数々の賞を獲得してきた湯浅政明監督&スタジオ「サイエンスSARU」が手を出した!!
キャラクターデザインは浅野直之、音楽はオオルタイチが加わり“最強の世界”を“最強のスタッフ”でつくり上げる。
全世界が注目する電撃3人娘の冒険譚が始まる!!!!
評価 SSS 94点
映像が丁寧で面白い。オタクがオタクらしくオタク語りをしているのが好き。
アニメ制作を題材とした漫画を原作とするアニメです。
第一印象はキャラが濃い!アニメ制作となると、技法や、裏話、線の書き方に集中して描きたくなると思うのですが、この話の作り方はさすが漫画家の先生だなと思う作り込み方でした。まずは世界観に溶け込ませるために、あえて世界観の説明などせずにキャラで分からせてきた所が私は美点だと思いました。
最近ですとナレーションや、説明役がいて世界観の説明をしてくれるので正直うんざりしていました。
しかし、この作品ではまず「こういうキャラクター達がこの世界の中心だよ!」と教えてくれます。やはりアニメーションを題材にするだけあって、こだわりを感じます。その中で彼女たちはアニメーションを作ることを知るわけです。
キャラクターから作品の内容まで目で、話で、流れで説明してくれる。それだけではありません。
作中ではリアリティのある動き、設定、背景などクリエイターのこだわりの話が出てきます。設定資料集を読むのが好きな人は、言葉は分からなくてもオタクが早口で色んなことを楽しそうに語っている浅草を見て飽きを感じないとおもいますが、私個人の見所は金森氏です。
世の中に切って切れない「金」の価値や、金を生み出し、払うこと、どうやって捻出するのかを上手くまとめてくれるのが金森氏。映像研の監督・取りまとめ役として裏方で仕事をする姿にはとても魅力を感じました。アニメの世界だからこそできることもあると思いますが、金森氏がいるおかげでどことなくリアリティを捨てきれない、感じずにはいられないです。
作中もしっかりと語った設定や、人の動き、アニメーションとは、効果音は大事などなど伏線もしっかりと回収されるのが納得感もあり、とても良い作品を見たと感じました。
もっっと見たい!!
個々のキャラ立ち、伊藤沙莉さんのはまり度合い、アニメ制作の描き方、数々の語録、妄想世界の没入感、どれをとっても最高のアニメだった。
こんな世界で青春を送れたら幸せだったろうなあ。
2期を熱望している作品。
とてもインスピレーションを受ける作品で、今までにないわくわくが止まらないアニメになっていましたし、妄想の世界に入り込むときの音楽がとても好き。
良すぎ。
純粋にものを作る事だけでなく、締め切りも利益も考えなきゃいけない利害の中でものづくりをしていくというのが新鮮だった。個人でものづくりをしている範囲では、知り得ないような大変さも色々あるんだなぁ。
おまけに世界観厨の主人公にあわせるように、このアニメの世界観も独特で、彼らの作ろうとしているアニメがまさにこのアニメそのもののような感覚にさせられる。
映像もアニメーションとしての面白さ満載でとても良い~!
OPのチェルミコ、映像、ストーリー、キャラクター、伊藤沙莉さんすごいよかった。芝浜UFO大戦はもう少し分かりやすかったら…ちょっと理解できなかったのでもう一度見直します。
アニメーションを見るだけでワクワクする!
独特な雰囲気とキャラクターが良かった!
最高のアニメ、金森氏最高!
アニメを作る部活のアニメ。
同じアニメ制作を描いたアニメとしてはSHIROBAKOが挙げられるが作風もアニメ制作に対してのアプローチも全くの別物なので同じものを期待してはならない。
映像研はとにかく”アニメが好き””絵を描きたい”というクリエイターの欲求みたいなものをとことん追求したキャラクターの活躍劇になっていた。
作品作りにのめり込むあまり実際に自分たちがファンタジー世界を体験してるような形で描写するのはワクワクして面白かった。
ストーリーとしてはもう少し盛り上がりが欲しかった感はあるが、アニメ好きな人にはぜひ見て欲しい作品に仕上がってると感じた。
原作を読後に視聴。3人の女の子がアニメを制作するアニメだ。感触はよりもいやヤマス2期に近い。ド嬢のアニメはけれんみが薄かったが、こちらはけれんみがあり、良い
金森氏が白眉である。既存の作品であれば、コミュ障で設定厨の浅草氏や、カリスマモデル(?)を営みながら「アニメーションを作りたい」といった夢を貫く水崎氏の2人がフレームに収まり、下手したら二人が主役の物語になってしまっていただろう。そこに、そんなガールズビーアンビシャスアニメはさせねぇとばかりに中指と札束を突きつけるような金森氏の言動が、僕の目には痛快の限りであった。ゲッターロボの世界観にパトレイバーの薬莢が飛ぶような、ガルパンの戦車砲がかすめる音がリアルすぎて笑えるようなロックが、金森氏にはある
声優もよい。まず水先氏の声優が素晴らしい。次に金森氏のキャストに対する演技指導が素晴らしい
アニメーションはFLASHを生々しく使い、新鮮であった。作中劇のシーンは正直な所面白く感じなかった。それよりも「アニメを制作する事」への過程、情熱、こだわり、夢が面白く感じた。ストーリーは前半の1~3話はまずまずと感じたが、後半になるにつれ少しまとめきれていないと感じた。1クール通して「では何を言いたかったのか?」という点は完成度にちょっと疑問符が残る
とはいえ、”映像研” こいつはマジでビッグタイトル