典型的なマーレのエルディア人の価値観なのがガビ。
ライナーのようにパラディ島の中の人と触れていく。
サシャが助けたカヤの質問に実際見ていないガビには答えられない。
ミカサ・ハンジも過去行った自分が目の前に現れる。
サネスの「順番」という言葉を証明するかのように今のハンジは体制側の人間。市民に真実を明かせず、エレンを信奉するフロック達をハンジは邪魔な人間として扱う
立場の変化が思想の変化まで示しているかのような回だった
これはミカサにも通じる部分がある
ミカサに助けられた経験があるルイーゼはミカサから理不尽な暴力と戦うしかないと教わった。それはあの頃のミカサが確かに持っていた思想
けれど、様々な経験を経て立場が変わった今のミカサは別の思想となった。だからルイーゼの言葉に耳は貸す理由はないが、昔を思い出させる痛みとなる
ジークに裏切られ牢から逃げ出したガビとファルコは復讐者だった筈が逃亡者に。そこでは悪魔への攻撃よりも保身が最優先となってしまうからパラディ島の悪魔に助けられる事も受け入れなければならない
それでも、馬に遊ばれた事を「これが悪魔の仕業…」と言ってしまうガビはちょっと面白いけど(笑)
それでもカヤから母の罪を問われれば糾弾せずには居られないが、国や民族で罪を語ってもカヤの母には当てはまらない。ファルコが謝ったように個人単位で見たら被害者でしか無い
でもこの考え方には落とし穴がある。実は個人単位で見ればサシャを撃ったガビの方が罪人という……
サシャに関わり持つ二人が何も知らず傍にいる皮肉な運命が恐ろしい……
ガビとファルコがパラディ島での巨人についての考えを知った。
「今生きている私たちに何の罪があるの?」。ここまで考え方が違うとはな。ここでの生活が彼らにどんな変化を与えるのか?
あの孤児院はサシャの故郷で、そこにサシャを殺したガビが来るといった展開が残酷すぎる。
馬にかじられるガビがなっつんに見えた
「悪魔」のやさしさみたいなのに触れて、ガビはブレるか?