「この人はこんなに小さな人だっただろうか?子供の頃はあんなに大きく感じていたのに。この人に見放されたら、突き放されたら、全てが色を無くして、全てが終わると思っていたのに」
いや〜もう素晴らしい表現だわ。言葉のひとつひとつがすごく繊細で丁寧で心にグッとくる。
三者面談。
夾くんは1つ強い思いを持っていながらも、周りから見れば進路に悩んでいる状態。藉真さんの言葉が響くなぁ。人としての出来が良すぎる。
由希くんサイドでは綾女が救世主に。こういうときに彼の存在は大きい。
最後はいつもどおりだけど。
今回の話は第2話で描かれた進路希望調査の延長線のような話だね
あの時は本人達に未来を想像させるものであったなら、今回は家族や周囲が当人の未来はどうなって欲しいか意見表明する話
卒業したら草摩家を出て就職と早々に決めている透。それは未来の可能性を閉じているよう
それに対し「時間は未だあるから」と告げる繭子、「何なら僕のお嫁さんにでもなってみる?」と聞く紫呉
紫呉の言葉はとても巫山戯ているが、どちらも今の段階で可能性を閉ざす透にやんわりと翻意を促している
夾はまだ自分の未来を想像することすら出来ていない。だから進路を決める行為すら覚束無い
それに対する藉真の言葉が良いね。夾の自由意志を尊重した上で時間が無い、未来が無いと嘆く夾にむしろ時間を掛けろと促す
けれど、やはり夾は自身の進路よりも透の近くに居たいとの想いが心を占めてしまうようで
由希の母は由希の未来に希望を見出さず、意志を尊重しない
だから由希の言葉も想いも母に届かない。二人の間にはとても深い断絶がある
そこで登場した綾女が格好良い。母と由希の間に座った綾女は良い意味で人の言葉を聞かない。だから母の言葉は綾女にも由希にも届かなくなる
それを期に由希の言葉は音になり、由希の想いは由希の言葉を聞く綾女を介して母に届く
逆に母の言葉は由希には届かない。「生まなければ良かった!」なんて子供を殺す言葉も意味を為さない
けれど、由希は家族をやり直そうとしている。だから言葉が届かなくなった母をそのままにせず追いかけて、改めて自分の言葉を届けている
由希の言葉がどれだけ母の中に届いたかは不明瞭。でも、由希は一旦は絶望した筈の家族に対して自分の言葉や想いを届ける努力をやりきった
それはとても尊い行動であるように思えた
学業的な意味の進路だけでなく、家族の進路すら思い悩む話になった今回のエピソード
間に挟まれた素麺のシーンに彼らの成長や変化を感じられたね
そして全てのオチを掻っ攫っていた綾女は相変わらずなのだなと(笑)
先生が母に言ったセリフ地味にいい
綾女来てくれてありがとう...
母に対する綾女のセリフカッコいい
由希が確実に成長してて本当に嬉しい
綾女さんに救われますね。自分の子なのに苦手そうだ。お金や地位が好きな面白い人間ってくくってるの面白い。
三者面談。
はとりさんのスーツきてるんかいw
ゆきくんのお母さん大変やねえこわいね。。。
こういうときの有無を言わさないあーやはありがたいね
「あんたたちなんて生まなきゃよかった」なんて身勝手なんだ・・・
2020.10.18
白木先生 v.s.紫呉のダイヤモンドダストに笑いつつ。流石の因縁だなぁと。
そして、由希母役、大原さやかさんの熱演冴えわたる。あれだけ更年期の叔母さんの怒りを厭味ったらしく演技できる人材も少ない。
一番印象的だったのは、由希の瞳がまた絶望に染まりそうになったときに現れた綾女、兄という存在。第3話での後悔。離してしまった由希の腕を今度はしっかり掴んで引き上げたんだなと思うとちょっと泣きそう。そんな兄に、掴んだ肩の小ささに背中を押された由希が、母に放った言葉はどう受け止められたのか。その天気通りの心境になっていてくれることを祈るばかり。
ラストの行ってきます、行ってらっしゃいが温かすぎる!
一番の被害者は繭子
息子の綾女にキャーはないかと。「産まなきゃよかった」にもノーダメージとか、想定外
透のリボンは由希が贈ったやつ?由希の面接後に外したのは願掛けのつもり?