最近は出落ち短所をチート長所で上書きするような主人公が目立つ気がしたけど、本作は「短所と長所が同じである」というところに人間味が感じられてよろしおすなぁ。
迷子を見ていたら和の居場所がわからなくなった描写は、自分の過去に執着するあまり緑松を帰る場所と認められず孤独に感じていた少し前の一果ちゃんの暗喩かな。そこで改めて和むを見つけられたことがCパートのセリフに繋がったと考えると、すごい考え込まれた構成だなぁ。好き。
【先行上映会より】
一果を祝うために緑松総出で準備に関わるという豪華な布陣にはほっこりしつつ、やっぱり父親の姿を探してしまう一果。ただ、誕生会も終わり一人縁側に佇む一果には寂しさ、悲しさだけではなく、今も安心して楽しめている様子も伺えて前向きな成長を感じられたCパートはホント好き。
随所随所、丁寧な作品作り、毎週楽しませて頂きました。スタッフ・キャストの方お疲れ様でした!
続編が見られたら嬉しいなぁ〜。