[エイセイ]の子供って娘だし、そこまで守る必要ないのでは...と思ってしまうのはおかしいのだろうか([エイセイ娘]より[エイセイ]が生きていれば、別の人を娶り、子供作ることで血筋絶えないだろうし...←そこまで人間味がない文化ではないか...)
[エイセイ]と[呂不韋]の対談。
「天下を思わせる元凶が金」発言からの「金により、人を比べる指標ができてしまった...」というのは面白いな〜(100分de名著の資本主義批判本かなんかで見た覚えがある、金によって元々比べられなかった物の価値を統一視させてしまい、量産化しても問題なくなった...視点ぐらいの面白さだった)
呂不韋、大きく出たなぁ。大商人故に説得力のある貨幣経済による天下統治論。
中華の歴史は経済と武力のダイナミズム。
けれど、良き治世とされた時代は常に王(皇帝)の徳を持って治められた。故に力を欲する者は皆、皇帝になろうとする。習近平に至るまでその例に漏れず。
秦朝の治世は、法による支配(法家・韓非子)が徹底され、度量衡の統一は商業の発展に繋がるとはいえ、税の徴収など支配様式の一元化の色合いが強かったと言える。
シルクロードが開かれたのは漢代とされるが、Chinaの語源は「秦」なので、秦代に既に交易路の広がりがあったと考えられる。
「呂氏春秋」は、諸学派の思想に加えて自然科学など百科事典的な面もあったため、編纂させた呂不韋の清濁併せ呑んだ多様性を好む指向を伺わせるものがあるかと。
その点において、統一という一元化を志向した始皇帝と多元化を志向した(かもしれない)呂不韋の対比が巧みに描かれた回かなと。
ただ、呂不韋は結局、いろいろと行動がゲスいので、実際にはそこまで壮大な世界観を持っていたとは思えない。
貨幣制度が社会基盤の構築にもたらした側面についての講釈はおもしろい。
そこから生じた、裕福の尺度といった価値観は
本質でなく、副産物。
「戦争を第一手段とするより遙かにましでしょう」
「為政者は国民に血を流させてはなりません」というが
たびたび動乱を起こしてきた者が、これを言うのは二枚舌だろう。
呂不韋はもっともらしい事を言ってるけど今までやっていきている事への罪は消えない
信が呂不韋陥落の光になる
ロウワイが後宮のことしってんじゃないの?って思ったけど、大后もしってるし、呂不韋も知ってるか。
政と呂不韋の舌戦。
呂不韋の言う事にも利はある。
ただお金だけではなぁ。あった方がいいし、重要度が高いのは確かだけど。
金が全てじゃ!この世に金で買えないものなどありはせん!
戦か金か・・・今でいう資本主義でも人は死んでるからなぁ・・・