夕日は、さみだれを止める気はあったんだ。何とか口説き落として、地球破壊を止めた感じだ。
作品タイトルがサブタイトルになっているだけ有って、作品の集大成感が強い回
他人に絶望していた夕日が尊敬できる大人に出会い成長し、今では年少組からヒーローと見られるように
でも夕日が成りたかったのはたった一人の為のヒーローか…
夕日の成長は描ききっているからここで描かれるのはさみだれの内心。夕日にどう魅了されてきたか
姫であり病のあるさみだれは、騎士団であり長きを生きる仲間達と一線が引かれている
だから手に入らない物に焦がれ、手を伸ばす代わりに拳を向けたわけだ
そんな彼女にとって最高のヒーローはやっぱり手を差し伸べてくれる存在だよね
筆頭は夕日として、他の騎士団も夕日の手が届くようにサポートした。あの結果を見ればさみだれが独りだなんて思えない
星を砕く物語は終わり、彼女の希望が守られた様は大団円として納得できるものだね
あとは絵が良ければなぁ……
アニマちゃん君も夕日くんのこと好きだったのねとびっくりしつつ、釣ってないのに逆さ釣りみたいなスカートの捲れ方しちゃってる白道ちゃんの可愛さたるよ。
姫さんアニマちゃんのおかげで病気完治したと思っていたけど、延命だけだったのね。そもそもなぜ姫が地球を割ろうとしてたかを今更理解したなぁ。
はてさて地球よりも夕日くんが欲しくなっちゃった姫様このまま心中かしら。
演出も作画もヒドイものなのに、(原作通りの)脚本の力だけで泣かされてしまう。
アニメ版で「ほしのさみだれ」のサブタイトルを使うなら確かにここか最終話しかないんだけど、原作ファンとしてはやはり原作第64話のタイミングで使って欲しかった。
夕日に茶巾寿司をくらった白道が原作と違って黒タイツではなかった点については、強く抗議したい。