鬼やハウスの追手から逃げつつ生活するシリアスさだけではなく、邪血や鬼の退化といった「なぜ鬼が人を食うのか」という部分が徐々に明らかになっていったりと見応えがあった。
OP・EDも素晴らしく、世界観にマッチしていたと思う。
しいて言うなら、展開がやや急であったのが気になった。まず、ペンを頼りにしてきたのはいいのだが都合よく謎のチップが現れてハウスの設計図やラムダ計画の副作用を抑える薬のレシピが手に入るのは流石に無理があり過ぎるのではないか?
また、最終回ラストの駆け足っぷりもすさまじかった。邪血を疎ましく思う貴族鬼が生きたままだったり、ラスト駆け足で謎の竜のような姿の鬼が出てきたり、鬼が攻めてくる口実になりうる食用児を人間世界が特にいざこざもなく受け入れてくれたり、頭に疑問符が浮かびっぱなしだった。
これだったらちゃんと原作読んだ方がいいのかなぁと思った(最終回の駆け足展開は読みたくさせる演出では決してないが)