今期見たアニメの中でも最上位に食い込む面白さだった
最初は録画して放置していたが、6話くらいまで一気見して引き込まれた
決め手になったのはやはり5話だろうか
芸大受験を目指すには遅すぎるスタートを切る主人公の戦いを描いているだけあって作品の雰囲気として常にどこかしらに重さがあるため、主人公が覚醒するシーンが際立つのが良い
森先輩と同じF100号を書いたシーンは特にそそるものがあった
1つ2つ成長して終わりではなく、成長するたびに壁にぶつかったりして、主人公が一歩ずつ成長していく物語であったのが感情移入しやすくて作品に没入できた
魅力的なキャラクターが多く、龍二なんかは見ればわかるほど掘り下げられているし世田介もライバルとして存在感を放っているが、個人的には美術部顧問の佐伯先生と予備校の大葉先生の先生2人が好き
芸術としての絵の道を説いてくれる佐伯先生と、受験のために親身に寄り添ってくれる大葉先生のどちらが欠けていても八虎らしさの表現には至っていないと思う
芸大に入ってからも物語は続くのだろうが、一期で芸大受験が終わって一区切りついているのでぜひとも多くの人に見て欲しい作品