細かい設定にこだわる浅草氏、
動きの表現にこだわる水崎氏、
そんな2人のブレーキ役の金森氏、
この三者三様なキャラクターたちがあれこれ葛藤しながら映像制作する作品。
映像は癖がある部類だとは思うが、アニメ制作を題材としているためむしろこっちの方が世界観とマッチしているうえに、ちょいちょい入る空想フェイズのワクワク感が良い。
既に1期は視聴していたが、新カットもあるということで復習がてら視聴した。
大筋以外はだいぶ記憶から抜けていたので、2期の前の良い準備となった。
聖域編に繋がる伏線も確認できたし。
2期にうまく繋がるようにこの時期に配置されていたが、2期が延期されてしまったのはただただ悲しい。
あと、memory snowは過去に1度も見てなかったのでこれが初視聴となったが、ほのぼのしていてよかった。
面白さに関しては第2クールに期待といったところか。
物語的に春高予選と本選までのつなぎとしてユースや強化合宿を交えて色々やったら1クール終わりました、といった感じだった。
本選で描かれるキャラの関係やキャラの成長の背景として切れない物語ではあるが、このクールのみでアニメとしてみるならば面白みに欠ける。
最終回で少しだけ描かれた稲荷崎戦の続きを早くテレビで見たい。
正直なところ、名前が聞いたことあるから暇つぶし程度のつもりで見てみたアニメだった。しかし、ふたを開けてみると見ごたえのある作品だった。モデルだとかファッションだとかデザイナーだとかに関する知識はほとんどなかったが、それらの知識がなくても十分に状況は理解できた。
身体的な理由だったり家庭的な理由だったりで悩みを抱える主人公たちの心理的な葛藤を描いているため、少なからず共感できる場面もあり、自分とは程遠いテーマのようで感情移入しやすかった。
作品タイトルについても、予備知識なしでは理解しがたい部分まで作中で説明されているのはよかった。
非常におもしろかった。取り分けて前半の死穢八斎會関係の話はシリアスモード全開で毎週楽しみにしていた。レッドライオット熱い男すぎる。ブルエン/さユりのOP/EDも良かった。
最後2話で話が再びシリアスな感じになったところで終わってしまったため、5期が待ち遠しい。